こんにちは!2カ月に1度渡韓し、現地グルメや韓国旅行に関するお役立ち情報を発信している韓国グルメ・トラベルライターのyuukaです。
『ワンジョン』では韓国グルメや文化、最新の旅行情報の記事を担当しています。
韓国旅行に行きたいけれど、いつ行くのが良いのだろう……?旅行するとなると、観光のしやすい気候や旅の目的が果たせるかが重要ですよね。
今回は、韓国旅行のタイミングの決め方を解説し、季節ごとに旅行するメリット・デメリットを紹介します!記事最後には、年間を通しての旅行を避けるべき時期についてもお話しします。
韓国旅行はいつにする?タイミングの決め方
もちろん思い立って「よし、来週は韓国旅行だ!」というパターンもあるかもしれませんが、多くの場合主に3つの観点で旅行のタイミングを検討するのではないでしょうか?
- 目的:何を楽しみたいか?
- 価格:旅の予算はどれくらい?
- 気候:観光しやすい季節っていつ?
もう少し具体的に見ていきましょう。
1 旅の目的で決める
韓国旅行の目的は、人それぞれですよね。
たとえば:
- 屋台グルメを食べ歩きしたい
- 韓国コスメやスキンケア商品を爆買いしたい
- 韓服レンタルをして、歴史的建造物を巡りたい
- 肌管理のため美容皮膚科で施術を受けたい
ほかにも、K-POPアイドルの推し活で事務所巡りをしたい、という人もいるかもしれません。韓国でライブに参戦したい場合や季節のイベントに参加したい場合は、スケジュールに合わせて旅行を計画するでしょう。
2 価格で決める
旅の予算も無視できません。できるだけお得に旅したいのか、あるいはいつも頑張る自分にご褒美をあげるために少し奮発してOKなのかで、旅の予算は変わりますよね。
少しでもお得に旅行したい場合、特に飛行機の航空券の価格は気になるところ。日本の多くの人が長期休暇となるゴールデンウィークやお盆休み、年末年始休暇は韓国行きの航空券はほかの時期の2~3倍と高額になりがちです。
予算を抑えたい人は、これらの期間を避けると良いでしょう。ちなみに長期休暇直後の平日は一気に航空券の値段が下がるのでおすすめです。
3 気候で決める
外での観光をメインに検討している人の場合はとくに、観光がしやすい気候であるかが重要ではないでしょうか。梅雨の時期や台風と旅行日程がかぶってしまうと、ひどければ全く観光ができないことも。
夏の猛暑や極寒の真冬も快適に観光ができる季節とはいいがたいでしょう。ただし、銀世界のソウルを撮影したい、猛暑日に食べるかき氷「ビンス」を楽しみたいなど、その時期ならではの楽しみ方もあります。装備を万全にしたうえで旅行するのも良いですね。
季節別!韓国旅行のメリット・デメリット・避けるべき時期
これらを踏まえたうえで、季節ごとの韓国旅行のメリット・デメリットを見ていきましょう!
春の韓国旅行
暑くもなく、寒くもない観光しやすい気温の春は韓国旅行に人気の季節です。2月~3月は菜の花、3月~4月にかけては桜が咲き誇り、この時期ならではの美しい景観が楽しめて写真撮影にももってこい!
メリット:
- 桜などの花が美しい
- 気温が過ごしやすく、長時間の外での観光が快適
- メスガニやイイダコが旬の季節。カンジャンケジャンやチュクミがおいしい
デメリット:
- 黄砂やPM2.5の飛散が深刻。外出にはマスクが必須
- 春休みやゴールデンウィークと重なると航空券が高額
おすすめ時期: 4月上旬
日本の春休みシーズンが終わった4月上旬は韓国旅行の穴場で航空券が比較的リーズナブル。ソウル最大の桜祭り「永登浦(ヨンドゥンポ)汝矣島(ヨイド)春の桜祭り」。韓国グルメが楽しめる屋台や特設ステージでのK-POPパフォーマンスなどがあります。
夏の韓国旅行
夏の韓国は、湿度も気温も上がり、連日最高気温が35度を超える日が多く、日本の夏とよく似ています。だからこそ楽しめるのは、海水浴やマリンスポーツ。釜山の海雲台ビーチはこの時期がベストシーズン!韓国国内からも多くの観光客が訪れ、パラソルでいっぱいになります。
メリット:
- 海水浴やマリンスポーツが楽しめる
- 比較的雨の日が少ない
- 冷麺や参鶏湯、韓国のかき氷(ビンス)など、夏においしいグルメがたくさん
デメリット:
- 暑すぎて、長時間の観光がしんどい
- お盆休みや夏休みシーズンと重なると航空券が高額
おすすめ時期: 7月上旬
暑いですが、夏休みシーズン前の7月上旬の韓国旅行は比較的リーズナブル。夏の釜山のビーチは、連日人混みですが、この時期の平日であればピークの時期よりはゆったりと過ごせるでしょう。
秋の韓国旅行
なんといっても紅葉が美しい秋の韓国。イチョウ並木や散策路の木々が一気に色付き、とくに歴史的建造物がふだんよりも一層美しく見えます。韓服を着用して撮影すると良い思い出ができそうですね。
メリット:
- 紅葉が美しい
- 過ごしやすい気候で、長時間の観光が快適
- エビやタコが旬の季節。カンジャンセウ・ナクチポックンがおいしい
デメリット:
- 虫が多い
おすすめ時期: 11月初旬~中旬
紅葉の時期の韓国は、イチオシの季節です。気候が快適なので、ソウルの漢江(ハンガン)でピクニックをしたり、鍾路3街の飲み屋屋台通りで屋台グルメを楽しんだりと屋外での飲食もおすすめです。
※過去はハロウィンイベントもありましたが、2022年の梨泰院雑踏事故の影響で2023年は自粛ムードでした。ハロウィン限定メニューや装飾、イベントなども例年と比較すると大幅に減少し、町の雰囲気も静かな様子でした。
冬の韓国旅行
寒さが厳しい冬の韓国は、オフシーズンで比較的航空券やホテルがリーズナブル。ロングダウンをはじめ、手袋、耳当て、ニット帽がないと外を歩けないほど。万全の寒さ対策を施して韓国旅行を楽しみましょう!
メリット:
- 雪景色が美しい
- 冬の風物詩・屋台おでんが楽しめる
- 牡蠣が旬の季節。牡蠣ポッサムがおいしい
- オフシーズンで比較的航空券・ホテルが安い
デメリット:
- 氷点下の日が多く、寒さ対策が必須
- 積雪で交通機関に影響が出ることがある
おすすめ時期: 1月中旬
年末年始直後の韓国は穴場です。キムチチゲやタッカンマリ、カムジャタンなど、韓国料理には鍋が多く、この時期に食べると一層おいしく感じます。冬になると駅の改札口前や道端でおでんを提供する屋台が増え、温かいスープが身体中に染みわたります。
韓国旅行を避けるべき時期:旧正月・秋夕・元旦
韓国旅行を計画する際に気をつけなければならないのが韓国の祝日です。
- 旧正月(ソルラル):1月末~2月初旬の3日間
- 秋夕(チュソク):9月中旬~下旬の3日間
旧正月と秋夕は、韓国の2大祝日。この時期に定休日を設定しているお店や観光地が多くあるため、快適に観光できない可能性が高いです。
韓国で祝日になっているわけではないものの1月1日の元旦が定休日の店舗もたくさんあります。ただし各地でカウントダウンイベントが行われるなど、町は盛り上がるので、工夫して旅行するのはアリかもしれません。
避けるべき時期を抑えれば、韓国旅行のベストシーズンはあなた次第
今回は、韓国旅行のタイミングの決め方を解説し、季節ごとに旅行するメリット・デメリット、年間を通しての旅行を避けるべき時期について解説してきました!
韓国は四季折々の魅力がある国。どの季節に行っても、きっと素敵な思い出が作れるはずです。そのため「ベストな旅行時期」は人それぞれ。自分の目的や予算に合わせて、最適なタイミングを見極めてくださいね。