韓国は麺天国!日本人がまだ知らない絶品麺料理ガイド|旅行前に知りたい

冷麺

韓国の食文化といえば、辛いトッポッキや脂の乗ったサムギョプサルを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、韓国の食卓には想像以上に多彩な麺料理が存在しています。

出前の定番グルメとして気軽に食べられるものから、家庭料理として親しまれているもの、さらには地域に根付いた郷土料理まで、麺料理は韓国の人々の生活と密接に結びついています。

寒い冬に体を芯から温めてくれるスープ麺、うだるような暑さの夏にぴったりな冷麺、そして地方に行かなければ味わえない個性派ご当地麺まで、そのバリエーションはまさに無限大。今回は、韓国でよく食べられている麺料理をジャンル別に詳しくご紹介していきます。

目次

温かいスープを楽しむ麺料理

麺料理

■ カルグクス(칼국수)

包丁で切った平打ち麺が特徴の韓国版うどん。手打ちならではのもちもちした食感が魅力で、噛むほどに小麦の香りが広がります。

スープは鶏ガラ、アサリ、煮干し、昆布、海鮮などお店ごとに異なり、地域によっても味の傾向が変わります。特に海沿い地域では海鮮カルグクス、内陸部では鶏カルグクスが人気。

寒い季節の定番メニューで、キムチを添えて食べるのが韓国流です。とろみのあるスープが体を芯から温めてくれ、くれます。

お気に入りの一杯を求めて食べ歩きするのにもおすすめの一品です。

■ チャンポン(짬뽕)

韓国式中華料理の代表格。イカ、エビ、ムール貝などの海鮮と、キャベツや玉ねぎなどの野菜をたっぷり使った辛口スープが特徴です。

太めの中華麺と濃厚スープの相性が抜群で、食べ進めるほどに旨味が増していきます。ジャージャー麺と並ぶ二大韓国式中華麺として、出前の定番メニューでもあります。

実は二日酔いの朝に食べる人も多く、「解毒スープ」としても親しまれています。

■ チャンチグクス(잔치국수)

煮干し出汁の澄んだスープに素麺を入れた素朴な麺料理。具材は卵焼き、ズッキーニ、海苔などシンプルなものが中心です。

잔치국수の잔치とは「お祝い事」のことで、結婚式や誕生日、昇進祝い、お祝い事の席で振る舞われることが多く、「幸せが長く続きますように」という願いが込められています。特に結婚式では新郎新婦のご縁が細く長く続きますようにという意味合いで、現在もよく食べられます。

優しい味わい、かつ、作り方もとても簡単なため子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛される料理です。

■ ユッケジャンカルグクス(육칼)

牛肉とたくさんの野菜を煮込んだ辛いユッケジャンスープに、カルグクス麺を入れたパンチのある一杯。

唐辛子の辛さの中に、牛肉の旨味とコクがしっかり感じられ、食べ終わる頃には体がポカポカになります。寒い日やスタミナをつけたい日にぴったりです。

冷たいスープ・和え麺

冷たいスープ・和え麺

■ 水冷麺(물냉면/ムルレンミョン)

氷入りのキンキンに冷えたスープが特徴の代表的冷麺。夏になると専門店が行列になるほど人気です。

※平壌冷麺

蕎麦粉とじゃがいも澱粉を使用した細麺に、牛肉から取った出汁と大根の水キムチ(冬沈漬/トンチミ)の汁を合わせたスープが特徴。酸味と旨味のバランスが絶妙です。

■ ビビン冷麺(비빔냉면)

スープはなく、甘辛いコチュジャンダレと豪快に混ぜて食べる冷麺。

お好みでシャキシャキの大根、きゅうり、ゆで卵などと一緒に混ぜることで、味と食感のバランスが楽しめます。辛いもの好きにはたまらない一品です。

■ 刺身冷麺(회냉면)

スケトウダラやヒラメなどの刺身をのせた冷麺。海沿い地域で特に親しまれています。

ピリ辛ダレと新鮮な魚の甘みが意外なほど相性抜群で、日本ではなかなか味わえない独特の一品です。

■ チョルミョン(쫄면)

ゴムのように弾力のある麺が特徴。

コチュジャンベースの甘辛ダレに、レタスなどの葉物野菜や、きゅうり、ゆで卵などをたっぷり混ぜて食べます。満足感抜群の一品です。

■ ビビングクス(비빔국수)

家庭料理として親しまれる混ぜ麺。

コチュジャン・醤油・ごま油・酢などを使ったシンプルな味付けで、さっぱりしながらもコクがあります。食欲がない夏の日でも食べやすい一品です。

■ コングクス(콩국수)

大豆といった豆をすりつぶして作る濃厚スープに素麺を入れた夏限定メニュー。

ほんのり甘く香ばしい味わいで、タンパク質も豊富。砂糖や塩を少し入れて自分好みに調整して食べます。このコングクス、砂糖派と塩派でしばしば論争となることもあるそう。

■ チャジャンミョン(짜장면)

甘い黒味噌ソースが特徴の韓国式ジャージャー麺。チャンポンと並んで、韓国の出前料理の定番。

引っ越しの日に出前で頼んだり、バレンタインにもホワイトデーにも何ももらえなかった男女が4/14(通称:ブラックデー)に食べたりと、韓国の文化に根付いた麺料理

ご当地麺・変わり種

■ ミルミョン(밀면/釜山)

釜山名物の冷麺。

小麦麺を使用し、牛肉・豚肉ダシのスープが特徴です。朝鮮戦争後に誕生した歴史ある料理で、当時北部から釜山へと流れてきた避難民らが原料を手に入れることが難しかった冷麺の代わりに、手に入りやすかった小麦粉を使って作ったことが始まりだそう。現在では観光客にも大人気。水タイプとビビンタイプの2種類があります。麺と一緒にマンドゥ(韓国式餃子)を一緒に食べるのが定番。

■ マッククス(막국수/江原道)

そば粉の麺を使った郷土料理。蕎麦は韓国語で메밀(メミル)と言い、메밀국수(メミルグクス)とも呼ばれます。

春川が特に有名で、最近はえごま油と醤油などで和える「えごま油マッククス」がトレンドになっています。

■ ドトリグクス(도토리국수/京畿道)

どんぐり粉を練り込んで作る麺。

一般的な麺に比べ、カロリーが低く、老廃物を排出する働きをするため、ダイエット中の人にも人気です。

■ オルチェンイグクス(올챙이국수)

江原道の珍料理。

올챙이(オルチェンイ)はオタマジャクシという意味。麺の形状をオタマジャクシに見立てた麺料理。

韓国の中でも数少ない、とうもろこしの澱粉から作った麺。ゆるめに作った記生地を穴から熱湯に落とすことで、茹で上がりがオタマジャクシのような形になる。

■ ゴギグクス(고기국수/済州)

黒豚肉の豚骨スープに豚素麺と肉をたっぷりのせた済州島名物。

見た目はこってりですが、意外と後味はあっさり。地元民の日常食でもあります。

■ パッカルグクス(팥칼국수/全羅道・江原道)

小豆ベースの甘いスープにカルグクス麺を入れた冬の伝統料理。

体を温める滋養食として、寒い時期に特に食べられます。

その他の麺

■ サリ(사리)

사리とは元々、麺と糸のかたまりなどを数える単位のことを意味しますが、日常的には鍋料理の〆に入れる追加麺を表します。

らーさ麺、うどん麺、春雨など種類豊富で、スープの旨味を最後まで楽しめます。

■ タンミョン(당면)

春雨のような透明麺。

チャプチェや鍋料理に使われ、もちもちした食感が特徴です。

■ ラミョン(라면)

韓国インスタントラーメン。

激辛系からチーズ味、海鮮味まで種類は無限大。アレンジ文化も盛んで、卵、チーズ、キムチを入れて楽しむ人も多いです。

冷麺

韓国で食べられる麺の種類が豊富!日本人がまだまだ知らない美味しい麵料理

韓国の麺料理は、気候や地域、歴史の影響を色濃く受けながら進化してきました。

あっさり系から辛いもの、伝統料理まで幅広く、様々な新しい発見があります。

韓国旅行の際は、王道の韓国料理からちょっと冒険して、ぜひ現地ならではの麺料理にも挑戦してみてください。

忘れられない一杯に出会えるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

ワンジョンの編集部。
韓国・韓流の魅力をお伝えし、日々、国内の韓国スポット・グルメを追い求め活動中です。
ぜひ、いろんな記事を見ていってくださいね!

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