ホジュン第41〜45話|奇跡と陰謀が交錯し運命が大きく動き出す瞬間

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極刑寸前から奇跡の生還、王の信任、師への誇り、失われかけた縁、そして突如として迫りくる“過去の影”。
第41〜45話は、ホジュンの人生が大きく揺れ動くターニングポイントであり、視聴者が強く感情移入する
名エピソードが連続する章です。

これまでの努力が実を結びようやく掴みかけた「光」が、次の瞬間には新たな「影」を連れてやって来る。
喜びと安堵、怒りと悲しみ、期待と不安……。そのすべてが複雑に絡み合い、息をするのも忘れるほど濃密な
物語が展開されます。

医師としての誇り、家族への愛、そして人としての“正しさ”を貫く覚悟。どれか一つでも欠ければ、ホジュンは
生き残れない。そんな極限の緊張の中で、彼の真っすぐな心がどれほど強く輝くのか、本章を見ることで改めて
痛感させられます。

「心医」としての道は、一歩進むごとに痛みを伴う。しかし、その痛みの先にある希望を信じて、ホジュンは再び
前へ進もうとする。

物語の“第二幕”が大きく動き出すこの5話、ぜひじっくり味わってください。

目次

第41話|ホジュン、処刑寸前の奇跡 王が認めた“心医の真価”が動き出す

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

秒読みが迫る中、処刑寸前まで追い詰められたホジュン。イェジンらが涙ながらに助命を訴えても、イェスは
聞き入れない。
「胃がんが治るはずがない」という言葉に、ホジュンはついに師ウィテを解剖した事実を明かし、治る可能性があると必死に訴える。

しかし刑は無情にも進められ、処刑の太鼓が鳴り響く——その瞬間、「恭嬪の兄が回復した」という知らせが飛び込み、ホジュンは奇跡の生還を果たす。
王から大きな褒賞が与えられ、屋敷までも賜ることに。
さらに「王子の侍医に」と勅命が下るが、ホジュンは“必要な時だけ診る”という控えめな形に落ち着く。
その一方で、ドジは完全に心を折られそうになるほどの敗北感に沈んでいく。

感想
ここはシリーズ全体でも指折りの“感情揺さぶり回”。
処刑台に連れて行かれるシーンは、視聴者の心拍数が上がるほどの緊張感で満ちています。
そして一転、報告が届いた瞬間の解放感はまさにドラマの醍醐味。
ホジュンの努力と誠実さがついに国に認められ、
「報われる瞬間」というのは、ここまで積み上げられてきた物語があってこそ。
一方で、ドジの表情に滲む“敗北の影”は胸が痛いほどリアルで、
ホジュンとの対比が鮮やかに描かれ、ドラマとしての深さが一段と増していきます。

第42話|ホジュン昇進、ドジは明へ左遷 交錯する運命が大きく揺れた日

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

ソン大監が医官たちに語った「心を込めて治療すれば道は開く」という言葉を、ドジは自分への皮肉だと受け取り荒れていく。
セヒの慰めにも冷たく返答し、徐々に周囲との関係が崩れ始めてしまう。

その頃、恵民署では医女ソヒョンが鍼治療で患者を救うが、医女の刺鍼は規則違反。
イェジンが恭嬪に訴えて事なきを得るも、宮中はざわつき始める。

その後、品階の発表が行われ、
ホジュンは堂々の昇進、ドジは明への随行という“左遷同然”の命が下る。
抗議するドジに対し、イェスは「これでも首にならないだけマシだ」と突き放す。
さらにソクはセヒを脅し、噂を否定するよう迫るも、彼女は逆に「情を通じた」と認めてしまう。

感想
ドジの転落が本格的に始まる回であり、胸に重いものが残ります。
彼自身に医術がないわけではないのに、心の迷いと嫉妬が判断を曇らせてしまう。
「正しい努力を怠った者の末路」が非常に丁寧に描かれ、視聴者としても複雑な気持ちで彼を見つめることに
なります。
一方、ホジュンの静かな輝きが際立ち、対照的な二人の“生き方の差”が鮮明になるエピソードです。

第43話|師の命日、すれ違う兄弟のような因縁

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

月日が流れ、ホジュンに男児が誕生。
その名は“ギョム”——かつて父が生前語っていた名で、感慨深い瞬間となる。

師ウィテの命日、ジュンはドジの家を訪ねるが、オ氏夫人はかたくなに拒絶。
しかし翌日、夫人が倒れたと聞きつけ、ジュンは再び屋敷へ向かう。
意識を失った夫人の脈を診たホジュンは「あと数日が峠」と告げ、
夫人の命を救おうと奔走する。

対するオ氏夫人はジュンの治療を拒むが、
ドジの妻が涙ながらに懇願し、ホンチュンが治療に加わる形でようやく容態は回復へ向かい始めた。
その一方、宮廷では明の使臣団の受け入れ準備が進み、医女たちも参加を命じられる。

感想
ジュンがどれほど誠実で、どれほど人を大切にするかが胸に迫る回です。
深く恨まれた相手にも手を差し伸べる姿は“心医”そのもの。
人の痛みに寄り添うホジュンの本質が濃く描かれ、見ていて胸が熱くなります。
また、ドジの家庭内の緊張感が増し、ホジュンとの“差”がより鮮明になることで物語に厚みが加わります。

第44話|敵意が和らぐ瞬間と、イェジンを襲う新たな悲劇

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

夜中に目を覚ましたオ氏夫人は、薬を調合するジュンを見て激しく拒絶する。
「お前に診せるくらいなら死ぬ」という言葉に、ジュンは
「これは師匠のため。どうか治療させてほしい」と頭を下げる。
その真心に折れた夫人は治療を受け、やがて快復。
ジュンの家を訪ね、正式に謝罪と感謝を伝えるのだった。

一方、イェジンとソヒョンは使臣団の“接待役”に選ばれる。
拒否できない状況の中、イェジンは極度の恐怖に追い詰められ、自殺を図る。
命は取り留めたものの、ジュンへの想いと、脅し、理不尽が絡み合い、深い悲しみを抱えながら使臣館へ向かっていく。

感想
ここは視聴者の心を強く揺さぶる回。
オ氏夫人との和解で心が温まる一方、イェジンの苦悩はあまりにも重く、光と影が鮮やかに対比された
名エピソードです。
特に、イェジンの手紙を読んだジュンの表情は、二人のこれまでの想いが積み重なっているのを感じ、切なさが
胸に広がります。

第45話|ホジュンの過去がついに露呈、運命の岐路へ

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

使臣の一人が急病を訴え、イェジンとソヒョンが医女としての技術で救う。大きな騒動にはならずに済み、
二人は無事に帰される。

その頃、ホジュンは王の猟に随行し、落馬した王を迅速に診察。その手腕を見た従事官チョンスが声をかけてくる。
彼はマンギョンの友人であり、かつてジュンを“罪人として捕えた役人”だった。

後日、チョンスはマンギョンに「密貿易と両班婚の罪は極刑を免れない」と告げ、ジュンの過去がついに
露呈しようとしていた。
ジュンは家族に真実を打ち明け、「罪を償う」と静かに決意する。

感想
この回は“ホジュンの過去が動き出す”非常に重要な転換点です。
喜びと誇りの絶頂にいるはずなのに、突然訪れる冷たい現実が、視聴者の心にも刺さります。
「ついに来てしまったか」という絶望感と、それでも家族を守ろうとするホジュンの揺るぎない覚悟。
この対比があまりにも美しく、物語の深さを感じる名エピソードです。

番組内容について詳しくはテレビ愛知番組ホームページをご覧ください。
https://tv-aichi.co.jp/kandora/hojun/

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この記事を書いた人

ワンジョンの編集部。
韓国・韓流の魅力をお伝えし、日々、国内の韓国スポット・グルメを追い求め活動中です。
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