韓国釜山名物ナッコプセ！絶品タコ×ホルモン×エビ鍋を東京で味わう

2025年12月1日

ワンジョン編集部

「ナッコプセ」をご存知ですか？「ナッコプセ(낙곱새)」とは、手長タコ(낙지/ナクチ)、ホルモン(곱창/コプチャン)、エビ(새우/セウ)の頭文字をとったことが名前の由来になっており、釜山発祥の郷土料理であるピリ辛な海鮮鍋です。

このお鍋の特徴は、食感が異なる3つの食材と野菜や春雨をヤンニョム(甘辛いソース)で煮ていること。手長タコ・ホルモン・エビの旨味が凝縮されたスープに、甘辛いヤンニョムと野菜の甘みが追加され、辛味と旨味がやみつきになる一品。

釜山では南浦洞に多くのお店が並び、特に国際市場には50年以上の歴史を持つ老舗店もあります。

日本ではTVドラマや番組で取り上げられて以来、知名度が高まりつつあります。

▼釜山南浦・国際市場のガイド記事もございます。

東京で味わえる、本場釜山の「ナッコプセ」

そんな釜山で愛される味を、東京でも味わえるのが、『ナッチャン三軒茶屋店』です。

渋谷駅から田園都市線で2駅の三軒茶屋駅から徒歩5分程度という好立地で、タコのロゴとタコ専用の水槽が目印のお店。

こちらでは毎日韓国から空輸で仕入れる新鮮なタコを使った料理を楽しむことができます。

今回はそんな「ナッチャン三軒茶屋店」で定番メニューの「ナッコプセ」を頂きました。

お店の自慢！食感豊富で旨味が凝縮された「ナッコプセ」

お店のおすすめメニューの一つである「ナッコプセ」は、ノーマルのナッコプセと活テナガタコを使った「サンナッコプセ(산낙곱새)」が2種類！

「サンナッコプセ」は生きたタコを丸ごとお鍋の中に目と前で投入するパフォーマンスが楽しめます。

新鮮なタコがうねりながら煮込まれていく様子がSNSでも印象的です。家族連れにも人気の一品。

またタコのみならず、特別に仕入れている国産和牛のホルモンにもお店のこだわりが詰まっています。

今回はノーマルの「ナッコプセ」を注文しました。

重厚感のある、韓国で購入したというお鍋に、ツヤッツヤのタコとホルモンとエビなどがたっぷりと入ってテーブルに運ばれてきます。

1辛〜5辛まで辛さを選べ、2辛で辛ラーメンくらいの辛さとのこと。今回は1辛にしました。

店員さんが目の前で火をつけて、適宜お鍋を確認しながら、食べ頃を教えてくださるので、1番美味しい状態でいただくことができます。

いざ、口に入れてみると、口の中いっぱいに広がり、程よく感じる辛さのなかに牛骨ベースのスープに溶け込んだ海鮮や野菜の旨みがふんだんに感じられます。

卓上には、辛粉とこくダレの2種類の調味料が。辛粉は名の通り、粉末唐辛子。こくダレはコチュジャンベースの味噌だれ。辛粉で辛さを足しても、こくダレでコクを追加するも良し。また、牛骨スープで辛さを和らげるも良し。一つのお鍋でお好みに合わせて色々な楽しみ方があります。

個人的に1辛はちょうどいい辛さで、お腹がいっぱいでも食べる手を止めたくない美味しさでした。

お店おすすめの食べ方は、お酒を片手にナッコプセを味わい、お店オリジナルの乾麺で〆る食べ方。

牛骨と海鮮と野菜の旨味が濃厚なスープで煮た麺は絶品間違いなし！

ナッコプセと一緒に注文！他にもこんなメニューがおすすめ

熱いお鍋に合わせるドリンクでおすすめは、やはりビールや韓国焼酎チャミスル！また、冷たいフローズンマッコリで流し込むのもお鍋のおいしさをより一層引き立てます。

また、お店のサイドメニューで人気のチヂミ。その中でも1番人気はチーズカムジャチヂミとのこと。チーズのマイルドさが辛いお鍋に相性抜群。

「ナッチャン」のチヂミの特徴は、グルテンフリー(小麦不使用)であること。ピンデトックというお豆を使ったチヂミは広蔵市場の名物として知られています。そのピンデトックに使われる豆を粉末状にし、小麦粉の替わりとして使用しているため、小麦アレルギーの方や小麦粉を控えてる方も安心していただけます。

お料理以外にも注目！お店の至る所にこだわりがたくさん！

店内には2、30代の女性の姿を多く見受けられましたが、実は三軒茶屋店は元々40代をターゲットにオープンしていたとのこと。そのため、オープン当時は落ち着ける空間作りにこだわったそうで、店内は木や藁などが目立ちます。特にカウンターや一部テーブルは一枚板のものを採用していたりと、インテリアの細部にも注目必須です。