韓国といえばコーヒー!韓国ドラマなどでも片手にコーヒーを持って出勤するシーンなどはお馴染みですよね。実際に街中でも片手にコーヒーを持ちながら通行している人をよく見かけると思います。
今回はそんな韓国の日本とは少し違う?面白いコーヒー文化を紹介します!
記事の後半では韓国旅行者向けのおすすめカフェ巡りスポットも紹介しているので、最後までお見逃しなく!
韓国人のコーヒーを飲む習慣
日本人もコーヒー好きな人が多いですが、韓国に住みはじめてから韓国人のコーヒー摂取量に驚いたことを覚えています。
そんなコーヒー好き韓国国民の一人当たりの年間コーヒー消費量はなんと405杯!!(2023年基準)
この数は世界平均(105杯)の約4倍に相当します。
単純に「韓国人は1日に何杯コーヒーを飲むのか」が気になり、夫や友人に聞いてみました。
みんなの回答を合わせて平均すると1日に約2〜4杯。
コーヒーを飲むタイミングは基本ルーティン化していることが多いとのことでした。
コーヒーを飲むタイミング
・朝起きてすぐor朝食時に
・出勤前にカフェでテイクアウト
・仕事中にオフィスのコーヒーマシン利用
・昼食後に眠気覚ましのカフェイン注入で一杯
・商談、面談時
・退勤後のリラックスタイムにディカフェインで一杯
見てみると韓国人の日常の中でコーヒーが欠かせないことがわかりますよね。
また、韓国では飲食店の入り口や病院の待合室にもコーヒーなどのフリードリンクが用意されていて、どのような状況でもコーヒーを楽しむことができます。
韓国人が好んで飲むコーヒー

※イメージ画像はAI生成によるもので、実際と異なる場合があります。
アメリカーノ好きが多い
韓国人が好きなコーヒーといえばアメリカーノ!
アメリカーノとはエスプレッソにお湯を入れて薄めた飲み物です。
エスプレッソの香りを残しながらもドリップコーヒーよりも軽やかなコーヒーが楽しめ、「すっきりした味わい」が韓国人がアメリカーノを好んで飲む理由だと言われています。
種類の豊富なスティックコーヒー
韓国のスーパーなどには種類の豊富なスティックコーヒーが販売されていて、好みに合わせて好きなフレーバーを購入することができます。
韓国ドラマなどでもお馴染みのマキシムコーヒーは実際にオフィスや自宅、病院などの待合室などに置かれていることが多く、簡単なのに本格的なコーヒーが楽しめると韓国人にも長く愛されています。
▼いまや韓国土産の新定番の「newmix coffee」のスティックコーヒーのレポート記事もございます。

冬でもアイスを飲む?
韓国人はどんなに寒い日でもアイスを好んで飲む人が多く「얼죽아(オルチュガ)」という新造語まであります。
「얼어 죽어도 아이스아메리카노(オロ ジュゴド アイスアメリカノ)」=「凍え死んでもアイスアメリカーノ」という意味の略語で、冬のとても寒い日でもホットコーヒーではなくアイスコーヒーを飲む人のことを指します。
韓国人はなぜ冬でもアイスコーヒーを飲む人が多いのか?
①爽快感と喉越しの良さ
ホットだと火傷の恐れがある為少しずつしか飲めませんが、アイスだとゴクゴク飲めるため仕事中や移動中にはアイスを好んで飲むと言われています。
②効率よくカフェインが摂取できる
ホットコーヒーだとゆっくりコーヒーを嗜みながら楽しむイメージがありますが、忙しい若者や会社員にとっては効率良くカフェインを摂取して集中力を高めたい人が多いとか。韓国社会で欠かせない効率の良さがコーヒー文化にも表れています。
③韓国はオンドル(床暖房)が良く聞いていて室内が暑い
こちらは筆者の考察ですが、韓国はオンドルや暖房のシステムが良くできていて、冬でも室内がとても暖かい家やオフィスが多いため、室内の温度も関係しているのではないかと思っています。
実際に、冬でもダウンの中は薄着でオフィスに着くとダウンを脱ぎアイスコーヒーを楽しむ人が多いイメージがあります。
④コストパフォーマンスの良さ
韓国のコーヒーチェーン店ではアメリカーノが1杯1500~2000ウォン代で販売されているお店も多々あります。またその大きさも日本の倍の大きさで購入することができます。
毎日飲むものなのでコストパフォーマンスを重視してアイスアメリカーノを選ぶ人も多いのではないでしょうか。
韓国のコーヒー市場は世界一級
・コンビニよりカフェの数が多い!?
「コーヒー共和国」と呼ばれるほどコーヒー文化が深く根付いている韓国では、実際にコンビニエンスストアよりもカフェが多いのが現状です。
2022年末時点で韓国には10万店以上のカフェが存在し、その数はコンビニの2倍ともいわれています。
・「카페 투어(カフェツアー)」の趣味化
韓国では恋人とのデートや友人とのお出かけをする際は「カフェツアー」をよくします。
韓国の伝統を感じられる韓屋カフェやスタイリッシュで最先端なカフェ、パンが美味しいカフェなど、1日でカフェを何件も回ることもしばしば。
韓国には多様なコンセプトのカフェが存在するため、今では観光客も「카페 투어(カフェツアー)」を目的に韓国に来る方も多いそうです。
韓国でカフェツアーにピッタリな人気のスポット

【ソウル】
・ソンス
若者の街として人気を集めている今話題のスポット。
スタイリッシュで洗練されたお洒落なカフェや海外風ベーカリーカフェなどのたくさんのカフェが集結しています。
・安国駅
伝統的な韓屋(ハノク)と現代的なショップ・カフェが立ち並ぶ「レトロモダン」な雰囲気のソウル中心部にある人気観光エリア。北村(プクチョン)韓屋村や景福宮(キョンボックン)などの歴史的スポットに近いため、韓国の伝統を感じられるユニークなカフェをお探しの方におすすめのスポットです。
【釜山】
・田浦カフェ通り
釜山の田浦カフェ通りにはユニークなカフェが立ち並び、ベーカリーカフェ、ブランチカフェ、スイーツカフェなど美味しいコーヒーが楽しめるカフェがたくさんあります。
カフェの隣にまたカフェとたくさんのお店が集結しているため、カフェ巡りにもピッタリなスポットです。
・広安里(クァンアンリ)
広安里はビーチで有名なスポットですが、現地の人はカフェ利用にもよく訪れるスポットです。
海が見えるコーヒーショップやブランチカフェがたくさんあり、海辺を散策しながらカフェ巡りもできる観光にもピッタリのスポットです。
まとめ
今回は韓国の面白い文化、コーヒー文化について紹介しました。
日本も喫茶店やカフェがたくさんありコーヒー好きな人が多い印象ですが、こう見ると日本とはまた違う面白い文化があったりと似ているようで違う部分が発見できて興味深いですよね。
皆さんも韓国に訪れる際はぜひ!1日に何件もカフェを巡る「카페 투어(カフェツアー)」をしてみてくださいね!!