KPOPや韓国ドラマが好きなあなた!少しずつでも、韓国語を覚えていきませんか?人気がとどまることがない韓国カルチャーを、さらに楽しめるようになるはずです!
実は、日本人が覚えやすい韓国語の勉強方法があるのです。それがなんと「漢字で覚える」方法です!
大変ためになる情報ですので、シリーズ化して順にお伝えしていきます。
韓国にある商品や食べ物、文化など…様々なことに興味深々な韓国在住ライターKARENが、韓国に住んでいるからこそ持っている視点も交えながらお届けいたします〜!
本記事は、初学者向けのコンテンツですが、最低限のハングルを知っておいた方が理解が早くなります。
「まだ一度も韓国語を勉強したことがない…」
そんな方は、ぜひ一度下記記事をご覧ください。
ハングルの仕組みを丁寧に解説していますよ!
※語学には諸説ありますので、あくまでも一表現方法として’参考’にしてください。
韓国語の基本について
韓国語と言えば、記号を組み合わせたハングル文字ですよね。一見難しそうで見慣れない表音文字であるハングル文字により、韓国語の学習ハードルが高く見られているように感じます。
そして、韓国旅行へ行くと多く目にする文字もこのハングル文字。一部の新聞や記事などでは漢字語が使用されていたりもしますが、あまり見かけないイメージですよね。
しかし、実は韓国語で使用されている言葉の70〜80%は漢字語なのだとか!…漢字語の韓国語は、ハングルではなく漢字で表現されると、日本語ユーザーも瞬く間に意味を理解することができるようになるのです。そして、発音も日本語とかなり似ています。ということは、漢字を手掛かりに韓国語を覚えていけば、より効率的に記憶できてしまうかもしれない、ということが言えます。
単語のお話からは少しずれてしまいますが、韓国語文法の語順も実は日本語と全く同じなのです。さらに、日本語と同様に助詞を用いて文をつないでいくので、覚える単語さえ増やしていけば、会話がスラスラとできるようになるのも夢ではありません。
ハングル文字の仕組み
ハングル文字は、朝鮮王朝第4代の世宗大王という人によって作られた表音文字です。ハングルの「ハン」とは「ひとつの」「唯一の」、「グル」とは「文字」という意味を持ちます。
ハングル文字は19種類の試飲と21種類の母音が組み合わさって成立しています。組み合わせ構造は、大きく分類すると4種類あります。
①子音が左、母音が右
例)나(na) = ㄴ(n) + ㅏ(a)
②子音が上、母音が下
例)고(ko) = ㄱ(k) + ㅗ(o)
③子音が左、母音が右+その下に更に子音が組み合わさる
例)간(kan) = ㄱ(k) + ㅏ(a) + ㄴ(n)
④子音が上、母音が下+その下に更に子音が組み合わさる
例)독(tok) = ㄷ(t) + ㅗ(o) + ㄱ(k)
ちなみに、③④のように下に組み合わさる子音のことは「パッチム」と呼びます。このパッチムは、二つ並ぶこともあり、「二重パッチム」と呼ばれます。
例)밝
ハングル文字の発音方法
それぞれの母音、子音の発音方法を確認しましょう!日本語で言うとどの発音になるのでしょう?
■基本母音
ㅏ:口大きく開けて「あ」
ㅑ:口を大きく開けて「や」
ㅓ:「あ」の口で「お」
ㅕ:「や」の口で「よ」
ㅗ:丸めた口を突き出すように「お」
ㅛ:丸めた口を突き出すように「よ」
ㅜ:丸めた口を突き出すように「う」
ㅠ:丸めた口を突き出すように「ゆ」
ㅡ:口を横に広げて「い」の口で「う」
ㅣ:口を横に広げて「い」
■子音(平音)
ㄱ:k、すなわちカ行の音
ㄴ:n、すなわちナ行の音
ㄷ:t、すなわちタ行の音
ㄹ:r/l、すなわちラ行の音
ㅁ:m、すなわちマ行の音
ㅂ:p、すなわちパ行の音
ㅅ:s/ʃ、すなわちサ行の音
ㅇ:母音との組み合わせで無音
ㅈ:tʃ、すなわちチャ行の音
ㅎ:h、すなわちハ行の音
■子音(激音)
ㅊㅋ:息を吐きだしながら「ㄱ」を発音
ㅊ:息を吐きだしながら「ㅈ」を発音
ㅌ:息を吐きだしながら「ㄷ」を発音
ㅍ:息を吐きだしながら「ㅂ」を発音
■子音(濃音)
ㄲ:「까」は、「いっか」の「っか」に近い
ㄸ:「따」は、「やった」の「った」に近い
ㅃ:「빠」は、「りっぱ」の「っぱ」に近い
ㅆ:「싸」は、「きっさ」の「っき」に近い
ㅉ:「짜」は、「まっちゃ」の「っちゃ」に近い
■複合母音
ㅐ:口を大きく開けて「え」
ㅒ:口を大きく開けて「いぇ」
ㅔ:日本語の普通の発音の「え」
ㅖ:日本語の普通の発音の「いぇ」
ㅘ:日本語の普通の発音の「わ」
ㅙ:口を大きく開けて「うぇ」
ㅚ:丸めた口を突き出すように「うぇ」
ㅝ:日本語の普通の発音の「うぉ」
ㅞ:日本語の普通の発音の「うぇ」
ㅟ:丸めた口を突き出すように「うぃ」
ㅢ:口を横に広げて「い」の口で「うい」
発音の種類が多いので日本語にない発音も多く、正しい発音をしようと思うと、慣れるまでは発音練習が必要になります。
■パッチム
ㄱ ㅋ ㄲ ㄳ ㄺ:ㄱの発音で、「じっこう」の「じっ」でとめた時の「っ」の音
ㄴ ㄵ ㄶ:ㄴの発音で、「ぐんたい」の「ん」
ㄷ ㅌ ㅅ ㅆ ㅈ ㅊ ㅎ:ㄷの発音で、「もっと」の「もっ」でとめた時の「ッ」
ㄹ ㄼ ㄽ ㄾ ㅀ:ㄹの発音で、「L」の音
ㅁ ㄻ:ㅁの発音で、「でんぱ」の「ん」
ㅂ ㅍ ㅄ ㄼ:ㅂの発音で、「はっぱ」の「はっ」でとめた時の「っ」
ㅇ:ㅇの発音で、「さんがい(さんがい)」の「ん」
これらが、基本の発音方法です。
これ以外にも、ハングルでは前後の文字により発音変化が起きたりします。(有声音化、連音化、流音化、激音化、弱音化、濃音化、鼻音化など)
まずは基本の発音方法を習得し、単語を覚えながら発音変化も覚えていきましょう!
韓国語攻略のための漢字語-日本語に似ている単語と共に紹介
日常で使用する韓国語単語には沢山の漢字語が存在します。つまり、ハングルで書かれた単語を、頭の中で漢字語に変換することさえできれば、解釈しやすくなるのです。
韓国語の漢字は原則1字につき1種類のみの発音しかないので、例えば「会社」が「회사(フェサ)」と覚えてしまえば、「社会」は「사회(フェサ)」と容易に覚えられます。また、「会社員」なら「회사원(フェサウォン)」、「社員」なら「사원(サウォン)」というように組み合わせを変えるだけで、知っている語彙が増えます。
日本語も韓国語も、漢字の発音をそれぞれの国の音に合わせて発音していますが、日韓で似ている発音が多数あります。覚えるにあたって、大変ありがたいですね。
ではここで、日本語に似ている韓国語の漢字語単語の例を見ていきましょう!
■発音がほぼ同じ
高速道路:고속도로(コソクトロ)
温度:온도(オンド)
価値:가치(カチ)
気分:기분(キブン)
■会(회)を使用した漢字語
会員:회원(フェウォン)
学会:학회(ハクフェ)
教会:교회(キョフェ)
会計:회계(フェゲ)
会見:회견(フェギョン)
■学(학)を使用した漢字語
学校:학교(ハッキョ)
大学:대학(テハク)
学生:학생(ハクセン)
学習:학습(ハクスプ)
独学:독학(トカク)
■教(교)を使用した漢字語
教育:교육(キョユク)
教師:교사(キョサ)
教員:교원(キョウォン)
教科書:교과서(キョグァソ)
宗教:종교(チョンギョ)
■社(사)を使用した漢字語
社会:사회(サフェ)
社員:사원(サウォン)
神社:신사(シンサ)
退社:퇴사(トゥェサ)
■計(계)を使用した漢字語
計画:계획(ケフェク)
合計:합계(ハプケ)
計測:계측(ケチュク)
計算:계산(ケサン)
■実(실)を使用した漢字語
実力:실력(シルリョク)
実際:실제(シルチェ)
実験:실험(シロム)
事実:사실(サシル)
真実:진실(チンシル)
現実:현실(ヒョンシル)
実技:실기(シルギ)
■技(기)を使用した漢字語
技術:기술(キスル)
演技:연기(ヨンギ)
競技場:경기장(キョンギジャン)
■競(경)を使用した漢字語
競馬:경마(キョンンマ)
競争:경쟁(キョンヂェン)
競合:경합(キョンハプ)
競売:경매(キョンメ)
日本語に似ている韓国語の単語-基本編 まとめ
いかがでしたか?
本記事を読んでいただき、「韓国語学習は自分にでも出来そう!」と感じていただけたなら幸いです。
今後も韓国語学習についてご紹介していきますので、要チェックです!
下記記事では、日本語に似ている単語(漢字の発音ルール編)を紹介しています。
気になる方はぜひご覧になっていってくださいね!