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韓国の冬は寒いイメージがありますね。韓国は冬になると気温が氷点下に下がる日が多く、日本とは少し異なる冬の過ごし方があります。この記事では、韓国の冬の気候や寒さに対応するために欠かせない韓国人の防寒アイテムをご紹介します。参考にして、旅行先でも暖かく過ごしてください!
韓国の冬の気温ついて
韓国の冬は非常に寒い方です。特に12月から2月までの間は氷点下の気温が続き、時には氷点下10度以下に下がることもあります。さらに寒波が訪れると、-15度を下回ることもあります。一方、日本では北海道や東北地方を除くと、冬の最低気温は0度前後であることが多く、韓国の冬の寒さがどれほど厳しいかが分かります。
韓国と日本の主要都市の冬の平均気温を大まかに比較すると、次のようになります。
韓国の冬の平均気温
ソウル: 1月の平均最低気温 -5.4度、最高気温 3.4度
釜山: 1月の平均最低気温 0.7度、最高気温 7.2度
済州: 1月の平均最低気温 4.5度、最高気温 11.2度
日本の冬の平均気温
東京: 1月の平均最低気温 -1.5度、最高気温 6.2度
大阪: 1月の平均最低気温 0.3度、最高気温 8.0度
札幌: 1月の平均最低気温 -6.6度、最高気温 3.0度
平均気温をみると、ソウルは札幌と同じくらいの気温になります。もちろん、雪が降ることも多いです。雪が降ると、路面が凍結しやすく、車がスリップする事故が多発しますので、気を付ける必要があります。また、韓国と日本の冬を比べると、湿度と風の影響が大きく異なります。日本の冬は地域によっては湿気がありますが、韓国の冬はとても乾燥しており、冷たい北風が肌を刺すように吹く感覚ですので、防寒アイテムは必須になります。
韓国の気温の低い冬を乗り越えるためのアイテム紹介
厳しい韓国の冬を快適に過ごすための生存アイテム!7つのアイテムを紹介します。
1. 온돌 オンドル
韓国の伝統的な床暖房システムで、床を温めることで部屋全体を暖かくします。クドルジャンと呼ばれる石や土で作られた放熱板の上に火をつけることで、熱が放熱板を通り、床を暖かくします。現代では、電気やガスを使用したボイラー暖房が広く使われています。
冬の外の最低気温は氷点下5度から氷点下15度の間ですが、ボイラーをつけた家の中の平均温度は20度から25度程度で、実際には日本の室内よりも暖かく過ごすことができます。外ではロングダウンジャケットを着ますが、家に入ると半袖のパジャマを着ていることも多いです。
また、韓国の床暖房は一部ではなく家全体に熱線が敷かれているため、すべての部屋を暖かく保つことができます。旅行で訪れた場合、ホテルでは中央暖房を使っているためオンドルを体験できませんが、韓国伝統の家や、韓国式ホテル、Airbnbなどの民宿では韓国の床暖房を体験することができます。
2. 엉뜨/엉따 손뜨/손따 オンットゥ/オンッタ ソンットゥ/ソンッタ
車のシートやハンドルに内蔵されたヒーティング機能で、冬の運転中に寒さを防いでくれます。最近では、シートやハンドルに熱線が入っている車が一般的になり、運転手たちがより暖かく運転できるようになっています。
「엉뜨/엉따」は「お尻を温かくする」「お尻を熱くする」という意味で、「손뜨/손따」は「手を温かくする」「手を熱くする」という意味です。一般的に「熱線シート」や「熱線ハンドル」よりも日常的に使われる表現です。
3. 롱패딩 ロンペディン
韓国では、足首まで長さのあるダウンジャケットが冬の必需品です。ロングダウンは、冷たい風を完全にシャットアウトし、寒さから身を守ります。このアイテムは、街を歩く人々の間でも一般的で、スタイリッシュなデザインも多いため、ファッションアイテムとしても人気です。
4. 바라클라바 バラクラバ
頭、耳、首を覆う防寒用の帽子で、主にスキーやスノーボードなどの冬のスポーツを楽しむときに着用します。最近では、ファッションアイテムとしても人気があり、さまざまなデザインや色が登場しています。マフラーや手袋といった防寒アイテムに続いて新たに流行しています。
国内でも多くのブランドがバラクラバを発売しており、オンラインショッピングや店舗で簡単に購入することができます。
5. 전기장판 チョンギジャンパン
電気マットは韓国で冬に多く使用される代表的な暖房用品の一つです。家庭で簡単に使用でき、温度調節が可能なので、好みに合わせて調節できます。また、タイマー機能も搭載されており、一定時間後に自動で消える機能もあります。
電気マットは電力消費が少なく、経済的なので、ボイラーの温度を下げて電気マットを使用する人もいます。
6. 온수매트 オンスメトゥ
温水マットは水を温めて熱を発生させるマットで、ベッドや床に設置して使用します。電気マットに比べて電磁波が少なく、電力消費が少ないため経済的です。また、水を使用するため火災のリスクも低くなります。温度調節が可能で、好みに合わせて温度を調整できます。タイマー機能がついている製品もあり、便利に使用できます。
7. 난방텐트 ナンバンテントゥ
暖房テントは、外の風を遮断し、内部の温度を暖かく保つ室内用テントで、ベッドの上や下に設置して使用します。暖房テントで過ごすことで電気料金を抑えることができます。主にポリエステル素材で作られ、ワンタッチ型やポール型などさまざまな形があります。好みや用途に合わせて選ぶことができます。
韓国の防寒関連の単語を紹介
防寒に関する単語を韓国語で覚えましょう!
기모바지 (起毛パンツ)
キモバジ
기모 (起毛)
キモ
양털 (羊毛)
ヤントル
오리털 (鴨の羽毛)
オリトル
핫팩 (カイロ)
ホットパック
손난로 (カイロ)
ソンナンロ
휴대용손난로 (携帯用カイロ)
ヒュデヨンソンナンロ
붙이는 핫팩 (貼るカイロ)
プチヌンハッペク
목도리 (マフラー)
モクドリ
장갑 (手袋)
チャンガプ
귀마개 (耳あて)
クィマゲ
귀도리 (耳あて)
クィドリ
韓国の冬の気温と韓国人の防寒アイテム-まとめ
韓国の冬は日本と比べても厳しい寒さが特徴ですが、オンドルやロングダウンジャケットなどの優れたアイテムがその寒さを乗り越える助けになります。これらのアイテムを活用して、韓国の冬を快適に楽しんでみてください。