こんにちは!韓国語ネイティブスピーカーのmuuです。『ワンジョン』では東京にある韓国グルメや韓国語表現・文化等、様々な情報をお届けしています。ぜひ一緒に韓国の魅力を楽しんでいきましょう!
韓国料理のカムジャタンとは、韓国の家庭料理としてもお店のメニューとしても愛される料理です。今回は、韓国の人気グルメの一つである「カムジャタン」の魅力を紹介し、日本でも楽しめるよう新大久保にあるお店をご紹介します。ぜひ韓国の魅力を味わってみましょう!
カムジャタンとは?
감자탕(カムジャタン)は、韓国の伝統的な鍋料理です。この料理は豚の背脂と骨を主材料に、감자(カムジャ=ジャガイモ)、우거지(ウゴジ=白菜を乾燥したもの)、細かく砕いたエゴマの種、エゴマの葉、赤唐辛子、ネギ、にんにくなどを加えて、濃厚に煮込んだ料理です。煮込むほどに風味が増し、とても香ばしい味わいになります。
韓国では、この料理は普段の食事はもちろん、夜食、二日酔いの食事として人気があり、多くの人々に愛されています。
カムジャタン誕生の由来とは?
韓国の伝統的な鍋料理、カムジャタンは、三国時代から全羅道地方で食べられていたと言われています。当時、韓国では家畜が貴重だったため、牛の代わりに豚肉を食べることが多く、豚の背脂と骨を主材料にしたカムジャタンが誕生しました。豚の背脂と骨を長時間煮込んで、骨が弱い人や患者の栄養補給食として食べられていたのです。
その後、朝鮮後期に近代化が進み、仁川港が開港すると、全国から多くの人々が集まり、様々な食文化が形成されました。その中で、カムジャタンは仁川で根付き、特に労働者たちに愛されるようになりました。
豚の背脂と骨にはタンパク質、カルシウム、ビタミンB1などが豊富に含まれていることが知られるようになり、現在では老若男女問わず愛される栄養食として人気を集めています。
韓国で楽しむカムジャタンのスタイルとは?
カムジャタンは友達や家族と一緒に集まって食事をする時によく食べられる食べ物の一つです。普通、一緒に焼酎を飲むことが多いです。特に寒い季節に食べると体が温まり、元気を出してくれます。
韓国では、全国各地でカムジャタンを専門にするお店があります。
「普段の食事はもちろん、夜食、二日酔いの食事として人気がある」と前に言及した通りで、24時間営業の店舗も多いです。
韓国でカムジャタンが食べたくなったら、ぜひ近くの専門店を検索してみてください。
日本で楽しむカムジャタン!元祖 宋家 本館(ソウケ)の紹介
東京都新宿区大久保1-12-28 1F
JR新大久保駅から徒歩10分
TEL:03-3205-9555
営業時間:17:00 – 23:00(別館は11:00 – 22:00)
定休日:月
宋家(ソウケ)は2000年からカムジャタン一つのメニューだけにこだわり、特別な味を提供しています。
一般的な赤いカムジャタンの他にも、ソウケオリジナルという白いカムジャタンも開発しています。白いカムジャタンは唐辛子粉を足すことで一般的な赤いカムジャタンで楽しむことができ、 辛い味が好きな方は青唐辛子も足してさらに辛く楽しむことができます。
ソウケのもう一つの魅力はコッチョリです。毎日お店で直接漬けるキムチで、白菜と大根、塩辛の味がよく調和しており、カムジャタンと一緒に食べると絶品です。ケランチム(韓国式茶碗蒸し)と海鮮ネギチヂミもおすすめのメニューですが、初めての方はとりあえずコッチョリがお勧めです。
カムジャタンに麺を追加したり、ご飯いためセットを一緒に食べたりすることができ、様々なトッピングで自分だけのカスタムカムジャタンを作ることができます。
今回は韓国では味わえない白いカムジャタンを注文して、赤唐辛子と青唐辛子をを追加して味の変化を楽しんでみました。
まず、白いカムジャタンはスープが濃厚で、えごまの香ばしさ、お肉や脂の風味が感じられます。唐辛子が入っていないため、マイルドに楽しむことができます。もちろん、ホクホクのじゃがいもとの相性が抜群です。
白いカムジャタンを楽しんだ後は、トッピングの唐辛子を追加します。
個人の好みに合わせて辛さを調整することができます。 辛い味が好きな方は青唐辛子を追加してさらに辛く楽しむことができ、 辛い味が苦手な方は唐辛子粉を少なく入れてマイルドな味で楽しむことができます。
唐辛子粉を追加すると、スープが一瞬で赤く変わります。 通常、韓国で食べるカムジャタンのビジュアルになりますが、味も白いカムジャタンとは全く違う味になります。唐辛子のピリッとした辛さと豚の背骨から出た脂が混ざり合って、脂っこさなく食べることができます。肉とじゃがいもにもスープが染み込み、より濃厚な味を楽しむことができます。
ソウケは全国宅配サービスも提供しています。当日注文と当日製造を原則としており、新鮮な状態で配送されます。別館では昼のメニューを、本館では夕方のメニューを提供しており、メインのメニューに集中して常に新鮮な食べ物を提供しています。
新大久保の老舗『元祖 宋家 本館』のカムジャタンが美味しい!のまとめ
カムジャタンは、豚の背脂と骨を主材料に、ホクホクのじゃがいもや様々な具材を加えた韓国の伝統的な鍋料理です。
新大久保にある『元祖 宋家 本館』は、カムジャタン一筋にこだわった老舗のお店です。2000年から続くこのお店では、赤いカムジャタンだけでなく、オリジナルの白いカムジャタンも楽しむことができます。濃厚なスープが特徴で、辛さは自分好みに調整できるのも魅力の一つです。特に白いカムジャタンは、マイルドで香ばしい味わいが楽しめます。
さらに、毎日手作りのコッチョリ(キムチ)や、ケランチム(茶碗蒸し)、海鮮ネギチヂミなどのサイドメニューも充実しており、一緒に楽しむことでより深い味わいを体験できます。
ソウケでは全国宅配サービスも利用できるため、自宅でも新鮮なカムジャタンを味わうことが可能です。ぜひ、友達や家族と一緒に、韓国の家庭料理の魅力を味わってみてください!