韓国は記念日だらけって本当!?数字や食べ物で祝う意外すぎる文化を解説

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日本では「1年記念日」や「誕生日」など、明確な節目を祝うことが一般的ですが、韓国ではその間にも多くの“非公式な記念日”が存在します。

恋人の「100日記念日」から「チキンデー」「ブラックデー」まで、日常の中に“小さな記念日”を見つけて楽しむ、お隣韓国。

今回は、そんなユニークな“비공식 기념일(非公式記念日)”文化を、詳しく紹介します。

目次

韓国の非公式記念日とは?

韓国語で「記念日」は기념일(キニョミル)。

その中でも、政府や団体が制定した“公式な記念日”ではなく、一般の人々や企業が自然に作り出した“非公式記念日(비공식 기념일)”は多く存在します。

SNS・広告・食文化を通じて広まったこれらの記念日は、恋愛・食・数字など、テーマも多種多様。

「何でも祝える」柔軟さが、韓国の記念日文化の最大の魅力です。

韓国の恋人文化に根付く100の倍数記念日

まず最も代表的なのが、恋人たちが祝う「○○日記念日」。

韓国では「付き合って1年」よりも、“日数”で祝う文化が定着しています。

100日記念日(100일 기념일)

付き合ってから100日目は、関係が安定した“節目”として盛大にお祝いされます。

プレゼント・花束・手紙・ペアアイテムなどを贈り合うのが定番。

「1年を待たずに愛を確かめ合う」感覚が、韓国らしい特徴です。

その後も、200日、300日、500日、1000日と続き、“〇〇日目”を大切に記録していくのが一般的。

スマホアプリで「交際日数カウント」するカップルも多く、

「今日は300日目!」「あと2日で1000日!」など、SNS投稿も活発です。中高生が主体となってこれらの記念日をお祝いすることが多いです。

毎月14日は何かの記念日!?韓国の「14日シリーズ」文化

韓国の記念日文化の中でも特に有名なのが、

毎月14日にテーマがある“14日デー”シリーズ。

きっかけは、2月のバレンタインデーと3月のホワイトデー。

この2つを基に企業が新しいテーマを付けたことで、

今では“1年に12回訪れる恋人のための日”として親しまれています。

韓国ラーメン
記念日内容
1月14日ダイアリーデー手帳を贈り合い、新年の計画を共有する
2月14日バレンタインデー女性→男性にチョコを渡す
3月14日ホワイトデー男性→女性にお返しをする
4月14日ブラックデー恋人のいない人が黒服でジャージャー麺を食べる
5月14日ローズデー恋人がバラの花を贈り合う日
6月14日キスデーキスで愛を確かめる日
7月14日シルバーデー銀のペアリングを贈り合う日
8月14日グリーンデー森や公園で自然デートを楽しむ日
9月14日フォトデー恋人同士で写真を撮る日
10月14日ワインデーワインを一緒に飲む日
11月14日ムービーデー映画を観て過ごす日
12月14日ハグデー抱きしめ合って愛を確かめる日

5月14日は別名「イエローデー」

ブラックデーを祝い、さらにこの日まで恋人ができなかった人がカレーを食べるという日です。

全ての14日が盛大に祝われるわけではないですが、一定数から親しまれています。

数字や語呂合わせから生まれた、韓国の“食の記念日”

韓国では、数字や発音の語呂合わせから生まれた食べ物系の非公式記念日も大人気です。

国全体が“遊び心”で盛り上がるような日が、1年中あります。

3月3日:サムギョプサルデー(삼겹살데이)

サムギョプサル

3(サム)×3(サム)=“サムサムの日”。

豚バラ(삼겹살=サムギョプサル)にちなんで作られた日で、

全国の焼肉店が割引を行うほどの一大イベント。

2003年に豚肉業界が提案したのがきっかけで、今では国民的文化に。

4月14日:ブラックデー(블랙데이)

恋人のいない人が黒い服を着て、黒いジャージャー麺(짜장면)を食べる日。

「独り身でも大丈夫!」と笑い飛ばすユーモア文化で、

今や“ソロの日”として知られてるように。

11月11日:ペペロデー(빼빼로데이)

日本のポッキーによく似た「ペペロ(Pepero)」を贈る日。

数字の“11月11日”がペペロの形に見えることから生まれました。

日本でも11月11日は「ポッキーの日」として親しまれていますが、韓国では手作りのオリジナルペペロを送ったりと、韓国版バレンタインデーとも言える一大イベントです。

ポッキー

なぜ韓国にはこんなに記念日が多いの?

韓国で“非公式記念日”がここまで発達した背景には、複数の理由が考えられます。

 1.人間関係を重視する国民性

 → 感謝や愛情を「言葉+行動」で頻繁に表現する文化。

 2.マーケティングの影響

 → 企業が数字・食べ物・日付をうまく利用してPR。

 3.SNSとの相性の良さ

 → 記念日は投稿・シェア・写真文化と抜群にマッチ。

結果として、非公式の記念日が多く形成されたのではないでしょうか。

韓国の“非公式記念日”ユニーク文化で日常が特別に!

韓国の非公式記念日は、単なるイベントではなく、「日常を特別に変える小さなきっかけ」として生活に根付いています。

恋人たちは100日ごとに愛を祝い、親しい人とはペペロを交換し、ソロの人にも楽しい記念日がたくさん。

日常の中で記憶の残る日を沢山創造していくことが、とても韓国らしい記念日の魅力です。

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この記事を書いた人

ワンジョンの編集部。
韓国・韓流の魅力をお伝えし、日々、国内の韓国スポット・グルメを追い求め活動中です。
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