疫病が広がる最前線で、ただ“救える命”だけを見つめ続けるホジュン。
しかしその背後では、過去の罪を暴こうとする権力の影が確実に迫っていました。
民の命か、自らの命か。選び続けなければならない過酷な宿命の中で、ジュンが見せる揺るぎない信念は、視聴者の胸にも深く刻まれます。
さらに、愛するダヒとの絆、母を守ろうとする想い、そして嫉妬に揺れるドジとの対立。心医への道は、喜びと
絶望が交互に押し寄せる激動の展開へ。
第46〜50話は、“ホジュンという人物そのものの強さと弱さ”がもっとも鮮烈に映し出されて圧巻の章です。
第46話|「罪よりも先に救うべき命がある」医者としての覚悟が問われる瞬間

ジュンは、自らの過去を知るチョンスにすべてを告白し、逃げることなく罪と向き合う覚悟を示す。しかし、そんな彼の前に立ちはだかったのは、黄海道に広がる恐ろしい疫病。
処罰が迫る身でありながらも、倒れていく民を前にして「治療法を見つけるまでは捕えないでほしい」と懇願するジュン。その必死さに、冷徹なチョンスも心を動かされる。
一方、都ではイルソが疫病の噂で一儲けを企てるなど、人々の思惑が交錯。
ジュンは命懸けで治療に挑みながら、“医師とは何か”を自分に問い続ける日々を送る。
第47話|“憎しみも罪も飲み込んで、救う” それがホジュンという男

派遣先で再会したのは、かつて母を救おうと奔走したドルセ。罪人であっても命を見捨てないジュンは、彼らを牢から出し、治療の手伝いをさせる。
正しいかどうかではなく「命を救うために必要か」で判断するジュンの姿勢が際立つ回。
しかし、疫病は勢いを増し、医女チェソンが命を落とす悲しい展開に。
その絶望の中で、ジュンはついに治療法を見つけ、民を救い出すことに成功する。
都に戻ったジュンを待っていたのは、母の命を救ったことを知ったドジの礼。しかし、その言葉の裏には、“医術では絶対に負けない”という強い闘志が燃えていた。
第48話|栄光と転落の分岐点。ジュンとドジ、運命の“差”が動き出す

ジュンは王から虎皮を与えられるという異例の褒賞を得て、医官としての地位を不動のものにしつつあった。一方、ドジは明で重臣に気に入られ、宮廷内で再起を図る。
だが、ジュンの「両班の娘との結婚」「密貿易」という過去がついに暴かれ、内医院は騒然。
ジュンとダヒは捕えられ、喜ぶソクの姿に場面の緊張感は最高潮に。
イェジンはジュンの母の看病にあたり、沈み込む家を必死に支える。
第49話|王妃の命を救えるか。愛と信念が試される、最も激しい攻防

ジュンが捕まったと知り、恭嬪は王に必死の嘆願。
王もジュンの功績を認め赦免を命じるが、重臣たちの反発で取り消されるという悲劇的展開へ。
審問では「身分違いの結婚」が罪として追及され、ダヒは涙ながらに夫への愛を訴える。
しかし赦されることはなく夫婦は再び獄へ。
そんな中、恭嬪が倒れ、宮中は大混乱。イェスでさえ匙を投げる状況で、王は再びジュンを呼ぶ。
懸命の治療により恭嬪は回復へ向かうが、ジュンは治療後すぐに牢へ送られ、希望と絶望が交互に押し寄せる極限の回。
第50話|赦免、そして新たな戦いへ。心医の歩みは止まらない

ジュンの治療で恭嬪が回復し、ついに王が重臣たちを押し切って赦免を宣言。
「抗議すれば罪に問う」という王の言葉には、ジュンへの絶対的な信頼が滲む。
ジュンとダヒはようやく牢を出ることができ、母の安堵の涙には視聴者も胸が熱くなる。
その一方で、仁嬪が懐妊し、ドジは再び出世の階段を登ろうとしていた。
恵民署を離れ、恭嬪の侍医として新たな役目を負うジュン。
しかし恭嬪の心には、王の愛が仁嬪に移った寂しさが影を落としていた。
番組内容について詳しくはテレビ愛知番組ホームページをご覧ください。
https://tv-aichi.co.jp/kandora/hojun/
