ホジュン、愛する者を守るために決断|第36〜40話が胸を打つ転機の物語

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権力の思惑と陰謀が渦巻く宮中で、ホジュンは再び「医師としての信念」と「命の重さ」に正面から向き合うことになります。
第36〜40話は、ただ病を治すだけでは生き残れない世界で、彼がどこまで真実と良心を貫けるのかが鋭く問われる章です。

謀反の濡れ衣を着せられたジョンミョン。裏で操る重臣チョン・ソンピル。
真犯人に迫るため、ホジュンは密貿易の闇に自ら飛び込み、命を賭けて「毒」のルートを追います。
それでも守れなかった友情と、刑場で散っていくジョンミョンの最期は、イェジンの心だけでなく、視聴者の胸にも深く突き刺さります。

一方、宮中では恭嬪の兄の顔面麻痺をめぐり、ホジュンとドジの「医師としての力量と姿勢」が
正面からぶつかります。見栄と出世を優先し、軽々しく治療期間を口にするドジ。
対してホジュンは、師ウィテから受け継いだ医術と、患者に真摯に向き合う姿勢を武器に立ち向かいます。
しかしその結果、王から「五日で治せ」という苛烈な期限付きの命を受け、失敗すれば手首を切り落とされるという極限状態に追い込まれてしまうのです。

恭嬪の兄は薬を拒み、硯や碁盤を投げつけてホジュンを傷つけます。誰もが距離を置きたくなるような患者に


対して
も、彼はただ一人、諦めることなく、何度倒れても薬を運び続けることを選びます。
その姿からは、出世よりも名声よりも「目の前の一人を救いたい」という、ホジュンのぶれない核心が浮かび上がります。

友の死、権力の圧力、医師としての良心、そして自分の手首と命をかけた治療。
第36〜40話は、ホジュンが「心医」として覚悟を固めていく過程が、これでもかというほど濃密に詰め込まれたブロックです。

ホジュンはこの極限の条件の中で、恭嬪の兄を本当に救うことができるのか。
真実を語ることで、自らの運命をも切り開くことができるのか。
物語の緊張感が一気に高まり、大きな転機へとつながっていく第36〜40話のドラマを、ぜひ記事本編で
じっくり振り返ってみてください。

目次

第36話:闇取引の先で見えた“真犯人”の影

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

ダヒが両班の出だと知ったオ氏夫人は告発しようと騒ぎ立てますが、ドジは「放っておけば先が見えている」と
冷静に突き放します。
一方ジュンは、ヤンテたちが計画した密貿易が失敗に終わったと知り、宮中の毒殺事件につながる“ハンミョウ”の
流通ルートを探るため、危険を承知で密貿易に再び飛び込む決意を固めます。

密貿易商人を問いただしたジュンは、ついに入手経路を突き止めることに成功。
それを受けて捕盗庁のジョンミョンは犯人を捕らえるものの、背後にいるのは手出しのできない
重臣チョン・ソンピル。

さらに、ジョンミョンがイェジンに残した想いの手紙。
約束の場所で彼を待つイェジンの前に現れたのは、沈黙ではなく“絶望”。
ジョンミョンは謀反の罪を着せられ、獄に繋がれていたのです。

感想
ジョンミョンを救うため、ホジュンが密貿易の闇を追う姿は、医師である前に「一人の誠実な大人」としての覚悟を強く感じさせます。
“真実のために危険を承知で踏み込む”という行動は、誰にでもできることではありません。
ここに、視聴者の心をつかむホジュンらしさが凝縮されています。

第37話:友情・恋情・政治が交錯する“死の宣告”

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

罪なきジョンミョンに下されたのは、非情な処刑命令。
ソクはこの機に乗じてジュンを陥れようと企むも、
イェジンを守りたいドジは「兄弟への憎しみに未来はない」と阻止します。

ところが、イェジンに命じられた役目は
“罪人に毒薬を渡すこと”。
刑場で対面したジョンミョンは、
「恥じる生き方はしていない」と静かに言い残し、
彼女の目の前で息を引き取ります。

イェジンの心は深く傷つき、
宮中には新たな都提調として、
かつてジュンの医術を評価したソン大監が着任。
そんな中、恭嬪の兄が顔面麻痺に倒れ、
ドジは“7日で治す”と自信満々に宣言するのでした。

感想
ジョンミョンの死は、このドラマの中でも特に心に残る場面。
「天に誓って恥ずべきことはしていない」という最期の言葉は、彼の生き方を象徴していて涙を誘います。
イェジンの震える手、涙をこらえる表情に、視聴者も同じ想いを共有せずにはいられません。
ここでホジュンとイェジンの心の距離も静かに変わっていくのが切なく美しいです。

第38話:師の教えと傲慢の差

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

ジュンは恵民署で同じ病を抱える患者を診ており、
ソン大監はジュンの“3日で治す”という言葉に強い関心を寄せます。
患者は途中で処置を怠ったことで回復が遅れたものの、
ジュンの指示を守ると見事に回復。

一方ドジは、恭嬪の兄を治したかに見えた直後、再発させてしまう失態を犯し、
「7日で治すと言ったのは虚言か」と叱責されます。

ソン大監はジュンに治療を一任する決断を下し、
イェスはジュンの医術を侮辱しますが、
ジュンは「師匠の医術をけなさないでください」と毅然と反論。

その裏で、セヒはドジに接近し、
酒で酔わせて誘惑し——
翌朝、隣にセヒが眠るという衝撃の事態へ。

感想
ドジが功名心から「7日で治す」と軽々しく断言し、結果的に再発を招く姿は、視聴者に“医師の姿勢”を問いかけます。
対照的にホジュンは患者の回復に誠心誠意向き合い、治療方針を曲げない。
二人の“医師としての軸”の違いが鮮烈に描かれ、ドラマの最大テーマである
「医術とは心である」が改めて浮き彫りになります。

第39話:医者としての覚悟と、宮廷の圧力

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

宮中では“ジュンが反旗を翻した”という噂が広がり、
恭嬪の兄は薬を拒み、硯や碁盤を投げつけてジュンを傷つけます。
それでもジュンは薬の投薬をやめない。

その中で、ドジは処方を見て驚愕します。
恭嬪の兄が初期の胃がんであることを、ジュンはすでに見抜いていたのです。

「見逃したと知られたら困る」と病名を隠してほしいと頼むドジ。
イェスも同じく圧力をかけますが、
ジュンは一歩も引かず——
「医者の良心に反することはできません」。

やがて王が突然現れ、
病状を隠さないジュンの誠実さは、
宮中の空気を大きく揺るがしていきます。

感想
恭嬪の兄の投薬をめぐり、イェスから圧力を受けてもなお「医者の良心が許さない」と断るホジュン。
ここは視聴者の胸が熱くなる名シーンです。
悪意や権力に屈せず、正しいと思う治療を選ぶ姿勢は、医術の本質そのもの。
硯や碁盤を投げつけられ、足を負傷してもなお治療を続ける場面は、見ていて苦しくなるほど切実です。

第40話:5日の治療期限——失敗すれば“手首が落ちる”

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

王から下されたのは、「5日で治せ。宮中に戯れ言はなし」という恐ろしく重い命令。
つまり、成功しなければジュンは手首を切り落とされるのです。

ソクはジュンの失敗を願い、オ氏夫人も喜び、ドジの家では出産の祝福の影で、ジュンの死を望むような空気が
漂います。

恵民署の仲間たちは祈るように見守り、期限が迫る中、恭嬪の兄は大量に吐血。
責められながらも治療を続けるジュン。

残り時間はわずか二刻(約1時間)。麻痺はまだ治らない。

果たして、ジュンは“奇跡の一手”をつかみ取るのか。緊張感が頂点に達する第40話です。

感想
王の「5日で治せ」という言葉は、現代ドラマでは考えられないほど残酷で重い宣告。
失敗すれば手首を切られる――そんな理不尽な状況でも、ホジュンは逃げず、ただ患者の回復を信じて治療を続けます。
緊張感が張りつめたこのエピソードは、視聴者も思わず息を呑むほど。「医者とは何か」「治すとは何か」
この問いを、ホジュン自身が身をもって示してくれる濃密な回です。

番組内容について詳しくはテレビ愛知番組ホームページをご覧ください。
https://tv-aichi.co.jp/kandora/hojun/

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この記事を書いた人

ワンジョンの編集部。
韓国・韓流の魅力をお伝えし、日々、国内の韓国スポット・グルメを追い求め活動中です。
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