ホジュン、師の遺志を胸に逆境へ挑む|第26〜30話の深まる成長物語

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恩師ウィテの死をきっかけに、ホジュンの人生は再び大きく動き始めます。
悲しみの中でも“医師として生きる”という強い決意を固めたジュンは、師の言葉を胸に漢陽へ向かい、出世と陰謀が渦巻く内医院の世界へ足を踏み入れます。しかし、そこには嫉妬、権力、政治闘争が絶え間なく絡み合い、彼のまっすぐな信念を揺さぶる出来事が次々と襲いかかります。

さらに、妻ダヒを襲う悲劇、イェジンの新たな旅立ち、そしてドジとの立場の逆転。
身分や過去に縛られながらも、ジュンは“誰かの命を救いたい”という揺るぎない想いだけを頼りに、恵民署でひたむきに患者と向き合います。

過酷な現実の中で、それでも医術の道を選び続けるホジュンの姿は、見る者の胸を強く打ち、物語の核心へと一気に引き込んでいきます。
第26〜30話は、彼が“心医”へと近づいていく転換点。一つひとつの選択が、のちの大きな未来につながる。その瞬間をぜひ一緒に追体験してください。

目次

第26話:師の最期が遺した“医師としての覚悟”

                                    (c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.
イェジンの行方をジョンミョンから聞いたドジは激しく動揺し、家中を問いただすが手掛かりはないまま。

一方その頃、死期の迫ったウィテのもとへ。ジュン・大師・グァンイクがサンファに案内され山奥の洞窟へ向かう。
そこにあったのは、すでに息を引き取ったウィテの静かな亡骸。

「自分の体を医学に役立てよ」その遺言を胸に、ジュンは涙をこらえながら師を解剖し、
埋葬を終えると深く誓う。“師に恥じない医者になる” と。

戻ってすぐ漢陽へ向かったジュンは、ドジに父の死を伝えるがウィテが自分ではなく“ジュンに遺体を任せた”と知ったドジは、ショックと嫉妬に耐えられず、臓器図を突き返す。

そして後日、ユ医院を継いだジュンの前にオ氏夫人が現れ、冷酷に告げる。
「この医院は処分します」。

感想
ウィテの死と解剖のシーンは、胸が詰まるほど静かで尊い時間。
ジュンの涙は師弟の強い絆そのもの。
その一方で、ドジの心が壊れていく過程が痛いほどリアル。
“喪失”が物語を大きく動かす、重厚な一話です。

第27話:貧しき者の味方。ジュンの“新たな医院”が始まる

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

ユ医院を失ったジュンの前に、新任医師チャン・マンスが登場。
しかしマンスは貧しい患者を冷酷に追い返すばかり。

頼る場所を失った病人たちがジュンのもとへ集まり、ジュンは見かねて自ら治療を始める。
怒鳴り込んできたマンスに対し、ジュンは毅然と言い放つ。
「医者とは誰のためにあるのか」。

その言葉に心を揺さぶられたマンスは反省し、“貧しい者から金を取らない”
と誓うのだった。

一方、内医院のドジは処方を誤り、湯薬房へ左遷される屈辱を味わう。

同じ頃、来月の科挙の知らせが入り、ジュンとオグンは受験を決意。
そして、次試験。ジュンは5題の難問を次々と解き、医官たちを唖然とさせる。
緊張高まる中、ドジが凝視する中で二次試験が始まった。

感想
“貧しき者の医師”としてのジュンの原点が見える温かい回。
対照的に、ドジの転落は止まらず、胸の痛みが増すばかり。
二次試験開始の引きは、まさに次回を観ずにはいられない展開。

第28話:首席合格。そして家族に訪れる痛切な悲しみ

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

二次試験を軽やかに解き、ジュンはなんと首席合格。
不遇の時代を知る母とダヒは、手を取り涙を流して喜ぶ。

しかしドジは焦り、妻の実家へ向かい義父に頼み込み、湯薬房から東宮へと
戻ることに成功。王子の侍医の座をふたたび手に入れる。

一方ジュンは家族と共に漢陽に引っ越すが、生活は相変わらず苦しく、
ダヒと母は仕事を探しに出かける日々。

そんな中、イルソ一家もジュンを追って漢陽に移住。
支え合いながら暮らそうとする矢先、妊娠中のダヒが無理を重ねて倒れ、流産してしまう。

初出勤の日、遅刻したジュンには厳しい“宿直”の罰が下される。

 感想
合格の喜びから、一転して訪れる深い悲しみ。
この落差に胸が締めつけられる回。ジュンの成功と、妻の痛み。
どちらも人生の真実であり、視聴者の心にも残る重い一話です。

第29話:貧しき人々に寄り添う“心医”としての胎動

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

流産したダヒのもとへ、ジュンの同期ミョンウォンとハクトが往診し、ジュンは涙をこらえて医務に向かう。

仕事ぶりは完璧で、御医イェスをも感心させるが、ドジは「自分には勝てない」と余裕の構えを見せる。

一方、イェジンはジョンミョンの制止も聞かず“医女”となる。
しかし研修も受けず突然医女になったことで嫉妬を買い、周囲から辛くあたられ孤独な日々が始まる。

その頃ジュンは、恵民署のキム・マンギョンと出会い、貧しい患者の膿を口で吸う治療法に衝撃を受ける。

マンギョンは静かに言う。「民の苦痛が見える者は、出世の道は遠のく」。

感想
この回は、“心医ホジュン誕生”の前触れとも言える重要回。
立場がどうであれ“民を救う医者”でありたいと願うジュンの姿に、視聴者の心も揺れます。
イェジンの孤独も切なく、胸に刺さる一話です。

第30話:思わぬ再会。そして新たな職場で動き出す運命

(c)MBC 2013 ALL Rights Reseved.

医女の仕事の過酷さを知るイェジンは、罪人の連行にも同行しなければならない現実に戸惑う。

そんな折、高官の家に薬を届けるよう言われたジュンは、診察後に薬をあえて渡さず戻ってきてしまう。
「貴重な薬を私事に使うべきではない」その信念に上司たちは呆れつつも、どこか感じるものがあった。

一方イェジンは、密通事件で捕盗庁に連行された両班の妻が妊娠しているのではと疑う。
診察のため捕盗庁へ向かったジュンは、そこでイェジンと再会。
胸に込み上げる思いを抑えきれない再会となる。

診察の結果、妊娠が判明し刑罰は延期されることに。後日オグンの機転でジュンと再び会ったイェジンは、
ウィテを救えなかった自責の念を抱くジュンを慰める。

そしてついに、内医院での配属先が発表される。

 感想
ジュンとイェジンの再会は、抑えてきた感情がふっと溢れるような温かい場面。
仕事・使命・恋情が複雑に絡み合い、内医院配属がどのような新局面を迎えるのか、次回への期待が
一気に高まる回です。

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この記事を書いた人

ワンジョンの編集部。
韓国・韓流の魅力をお伝えし、日々、国内の韓国スポット・グルメを追い求め活動中です。
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