韓ドラ!朱蒙(チュモン)建国への道と運命の分岐点|第57話〜第66話あらすじ

KV

韓国歴史超大作ドラマ『朱蒙(チュモン)』も、いよいよ物語は建国の胎動期へ。
今回は、第57話から第66話までのあらすじと感想をお届けします。

テソと朱蒙、兄弟の誇りを懸けた最終対決が近づく中、古朝鮮の遺志を継ぐ“新たな国”の誕生が目前に迫ります。
母の愛、仲間との絆、そして王としての使命。この10話は、まさに「朱蒙」が“英雄”から“王”へと昇華する重要な章です。

目次

第57話:誇りを捨てぬ王子・テソの苦悩

ヤンジョンはテソに、衰退しつつある扶余(プヨ)がいつ漢に攻められてもおかしくないと警告し、
今のうちに寝返るよう進言する。
しかしテソは、王子としての誇りと愛国心を貫き、申し出をきっぱりと拒絶する。

感想
テソが一瞬でも“正義”を取り戻す姿に胸を打たれる。
これまでの暴走の裏に、祖国を想う心があったことが垣間見える回。
彼の矛盾と誇りが、物語に深みを加えている。

第58話:タムル弓、古朝鮮の神秘

チュモンは始祖山(シジョ山)の洞窟で、折れたはずのタムル弓が元に戻っているのを発見。
現れた巫女ピグムソンは、それが古朝鮮(コジョソン)の神器であることを告げ、
残る二つの神器を探し出して“朝鮮の王”となるよう導く。

感想
壮大なスピリチュアル要素が加わり、物語が“神話”の領域に入っていく。
朱蒙が“天命”を背負う存在であることが明確に描かれた象徴的な回。

第59話:忠誠の前で揺れる暗殺者

テソの命で朱蒙暗殺を命じられたプブンノがタムル軍に潜入。
しかし、彼が見たのは、朱蒙を心から信じる兵士たちの結束だった。
その光景に心を打たれ、プブンノは暗殺を断念する。

感想
「忠誠とは何か」を問う回。
敵でありながら朱蒙の人間的魅力に惹かれていくプブンノの姿が印象的。
朱蒙の“王たる器”が明確に浮かび上がる。

第60話:煙と炎の奇襲作戦

朱蒙は負傷したソソノを救出し、漢の援軍に奇襲をかける。
消炭(ソタン)と煙霧炭(ヨンムタン)を使った作戦で鉄騎軍を全滅させた。
一方、扶余ではタムル軍と桂婁(ケル)の同盟に衝撃が走る。

感想
軍略ドラマとしての緊張感が圧倒的。
朱蒙の戦略的頭脳と仲間への信頼が光る。
ソソノとの再会も静かな感動を生む。

第61話:母子の逃亡、運命の再会

ユファとイェソヤは扶余宮を脱出し、国境まで逃げ延びる。
チョン大人の商団の助けを借りるが、国境でナロ率いる追手が現れる。
二人は再び運命に翻弄されていく。

感想
緊迫の逃亡劇の中に描かれる母の強さと妻の献身。
命懸けで家族を守るユファの姿が涙を誘う。
朱蒙が“守るべきもの”を改めて自覚する転機となる。

第62話:無血の統一、卒本(チョルボン)の誕生

朱蒙は単身ソンヤン陣営へ乗り込み、説得を試みる。
沸流(ピリュ)と手を取り合い、無血で統一卒本を建国。
ソンヤンと椽那(ヨンナ)も同調し、新国家誕生の瞬間が訪れる。

感想
戦わずして人を動かす朱蒙のカリスマが炸裂。
「力ではなく信頼で国を築く」という理想が実現する、感動的な回。
この瞬間、朱蒙は真の“リーダー”となった。

第63話:交易封鎖、苦難のはじまり

扶余と漢が同盟を結び、統一卒本との交易を封鎖。
食糧不足が深刻化し、内部で不満が高まる。
それでも朱蒙は冷静に、民を励まし続ける。

感想
建国後の“現実的な壁”を描いたエピソード。
理想と現実の狭間で苦しむ朱蒙の姿がリアル。
この粘り強さこそ、後の王の資質を示している。

第64話:海の果てでの交渉

朱蒙は海賊の頭プウィヨムに会い、兵糧の協力を求めるため挹婁(ゆうろう)へ。
しかし、朱蒙本人であることを信じてもらえず交渉は難航。
その裏で扶余は、朱蒙暗殺成功の報を受け、卒本攻略に動き出す。

感想
外交ドラマとしての面白さが際立つ。
朱蒙の誠実さと、外の勢力との信頼づくりの難しさが丁寧に描かれている。
信頼と信用の“政治”の始まり。

第65話:表と裏の同盟

桂婁(ケル)に戻った朱蒙は、ソンヤンたちが独断で扶余と不戦協定を結んだことを知る。
しかし、朱蒙はこれを逆手にとり、テソに従うふりをして時間を稼ぐよう指示。
巧妙な二重戦略で、敵の裏をかく。

感想
策士としての朱蒙が冴え渡る。
表面上の従属の裏に、未来を見据えた布石を打つ姿が見事。
冷静さと胆力が融合した、王の風格が漂う。

第66話:疫病と祈り、試される王の信念

卒本で疫病が蔓延。朱蒙は自ら祈りを捧げるが、無理がたたり倒れてしまう。
その頃、扶余ではクムワがテソとヨンポに卒本の村を襲わせる。
襲撃により混乱が広がる中、朱蒙は民を守る決意を固める。

感想
苦しむ民の前に立つ朱蒙の姿は、まさに“王の器”。
祈りと行動で導くその姿は、信仰と政治が一体化した瞬間。
彼が“民の王”として完成していく過程が胸に響く。

まとめ|王としての覚醒、そして建国への序章

第57話〜第66話では、朱蒙がついに“古朝鮮の後継者”としての運命を自覚し、
戦略・信念・愛をもって国を築き始めます。

  • テソ:誇りと苦悩の間で揺れる“敗れた王子”
  • ソソノ:知略で支える“影のリーダー”
  • ユファとイェソヤ:愛で支える“家族の柱”

それぞれの立場が、朱蒙という英雄を際立たせていく。
この章はまさに「建国前夜」。
嵐の中で灯る小さな希望が、やがて高句麗という大国へとつながっていくのです。

ワンジョン編集部より

この時期の『朱蒙』は、戦の迫力よりも「信念」「愛」「祈り」といった
人間的なテーマが中心に描かれています。

40代以上の女性の視点で見ると、
母として、妻として、そして一人の人間としての強さが心に響くはず。
“生きる意味”や“守るとは何か”を静かに問いかけてくる章です。

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この記事を書いた人

ワンジョンの編集部。
韓国・韓流の魅力をお伝えし、日々、国内の韓国スポット・グルメを追い求め活動中です。
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