【リアル韓国生活】住んでわかった!日本とは違う日常カルチャー

住宅

韓国が好きで何度も旅行していた私ですが、留学時代にいざ住んでみると「え、こんなに違うの!?」と驚くことの連続でした。

今回は、実際に韓国で生活して初めて気づいた「日本と違う韓国のリアルな日常文化」をご紹介します。

目次

韓国びっくり文化① 浴室にも、外出にもスリッパ!

韓国の家に住んでまず驚いたのが、スリッパの出番の多さ。家の中では、浴室専用スリッパがほぼ必須。トイレやシャワー室の構造的に床が濡れていることが多く、日本のように「マットで防ぐ」より「濡れても平気なスリッパで対応する」文化なんです。

そしてもうひとつ面白いのが、外でもスリッパで出かける人が多いこと。ちょっとコンビニやカフェまでなら、近所の人たちは普通にスリッパで出かけます。韓国ドラマで学生がスリッパを制服に合わせているのを目にするように、生活の中でも実際によく見かけます。

最初はびっくりしましたが、慣れるととてもラクで、私もすっかりスリッパ派になりました。

韓国びっくり文化② 爆速すぎる!配達

韓国の配達スピードは、正直“異次元”です。食事のデリバリーはもちろん、ネットショッピングでも「今日頼んで明日届く」が当たり前。

特に韓国のAmazonと言われている「クーパン(Coupang)」の「ロケット配送」は、深夜に注文しても翌朝には玄関前に荷物が置かれています。

フードデリバリーアプリも日本より若干配達時間が早い気も。配達員さんが玄関前に料理を置いて置き配で完了することが多く、チャイムが鳴らないなんてことも。(アプリで配達完了報告があります。)

韓国びっくり文化③ ドアはパスワード!鍵がいらない生活

韓国の住宅の多くは、ドアが暗証番号式。最初に見たときは番号を忘れたらどうしようと少し不安になりました。鍵を持ち歩かなくてもいいので、ポケットやカバンがすっきり。万一、鍵を忘れても閉め出されないのでありがたい文化。また、番号を入力するだけで開くので、家族やルームメイトとも共有しやすいのも便利です。ただし、番号を他人に見られるとセキュリティ的に危険なので、入力時は手で隠すのがマナー。夜帰ってくるときにピピピッと鳴る音も、もはや韓国の夜のBGMです。

韓国びっくり文化④ 暖かさと防音が備わってる?オンドルの効果

韓国ではオンドルという床暖房機能が一般的。オンドルの効果で寒い冬でも室内がポカポカと暖かいのですが、それに加えて心なしか上階の生活音が全く聞こえないことも。日本の一般的な木造住宅に比べ、オンドルを床に埋め込む分、床が厚くなり足音のような振動が伝わりにくいのかもしれません。古い建物などではオンドルが装備されていても床が薄く生活音がよく響く場合もあるみたいなので、あくまでも個人の感想として参考にしてください。

床

韓国びっくり文化⑤ 至る所で作業に集中できる環境

韓国に来て驚いたのが、街中のあちこちにある「스터디카페(スタディカフェ)」。学生はもちろん、社会人も利用する“勉強専用カフェ”です。静かで集中できる空間に加え、Wi-Fiやコンセント完備、ドリンクバー付きの場所も多く、内装もおしゃれ。「自分だけの空間で勉強したい」「図書館は堅苦しい」という人には最高の環境です。料金は1時間単位や1日利用など柔軟で、場所によってはアプリで入退室・支払いが完結します。

カフェで勉強をしていても日本のように座席に時間指定がないことも韓国のいいところですが、カフェより静かな環境で集中したい人には必見です。

韓国びっくり文化⑥ 반찬(パンチャン)サービスが豊富

韓国の食堂に行くと、必ずといっていいほど無料で出てくる小皿のおかず(반찬)。キムチ、ナムル、魚の煮付け、卵焼きなど、種類はお店によってさまざまです。しかもおかわり自由の店も多く、どれもおいしい!日本だと「小鉢=追加料金」という感覚ですが、韓国では“食事の一部”として出てくるのが当たり前。最初は「これ全部サービス!?」とびっくりしました。中にはメインよりもパンチャンが豪華なお店もあって、思わず目を疑ってしまうほどです。

韓国びっくり文化⑦ 食事はシェアが主流

韓国では、料理をシェアするのが基本です。テーブルの真ん中に置かれた大皿から、みんなで直箸で食べるスタイル。少し抵抗もありましたが、これが意外と楽しい!

食を通して距離が更に縮まる感覚。特にチゲやサムギョプサルなど、みんなで囲んで食べる料理が多いのも韓国らしさ。日本の“一人一皿文化”とは真逆で、「分け合う=仲良くなる」という考え方が根付いているのかもしれません。

韓国びっくり文化⑧ お会計で割り勘はしない

韓国では、食事のたびに「割り勘」という概念があまりありません。たいていは誰か一人がまとめて支払い、次回別の人が払う「交代制」のようなスタイルです。一見不公平に見えるかもしれませんが、「今日は私がごちそうするね!」という気持ちのやり取りの一種。金額の細かいやり取りよりも、人間関係のバランスを重視している印象があります。

もちろん、割り勘する場合もありますが、一人が会計して後で精算するのではなく、レジで「N分の1」分の金額を順番に支払っていくことが多いです。

韓国びっくり文化⑨ 現金レス社会

韓国に住んで感じるのは、どこでもキャッシュレスということ。日本でももちろん近年キャッシュレス化がますます進んでいますが、中にはランチは現金決済のみといったお店も多いですよね。しかし韓国では現金しか使えないお店を探すほうが難しいくらいです。屋台などでは現金か口座送金でお会計をする場合が多く、現地では口座送金をしている人がほとんどでした。

この口座送金が本当に便利で、他行であっても手数料がかかりません。友人への支払いなどは、アプリを使ってすぐ送金できます。「現金がない!」と焦ることがほぼなく、財布を持たずに外出しても大丈夫。携帯(とクレジットカード)さえあれば問題なく過ごせてしまいます。一度この便利さを経験すると、知らなかった頃にはもう戻れません。

韓国びっくり文化⑩運動が日常の一部に

韓国で生活をしていると至る所で運動器具を見かけます。ほとんどの公園には運動器具が備え付けられており、ジムに契約せずともふらっと帰宅途中に運動するといったことが可能です。運動器具の種類も様々で、腹筋用、胸筋用、背筋用、、その日の気分に合わせてトレーニングができます。河川敷に設置された運動器具では、休日にはランニング・ウォーキング途中にトレーニングしている人も多く、健康意識の高さを伺えます。

公園

韓国に住んで知った、韓国のびっくり日常文化

こうしてみると、韓国の日常文化は日本と似ているようで、根本の考え方が少し違うことに気づきました。便利さを追求する「効率的な文化」もあれば、食事などを通じて人とのつながりを大切にする「温かい文化」も共存しています。

最初は驚きもあったけれど、今ではその違いこそが韓国生活の楽しさだと感じています。

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この記事を書いた人

ワンジョンの編集部。
韓国・韓流の魅力をお伝えし、日々、国内の韓国スポット・グルメを追い求め活動中です。
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