韓国旅行や留学、ビジネスで韓国に入国したいけれど、どんなビザが必要で、どう申請したらいいのか不安ですよね。
今回はそんな方のために、韓国に入国する際のビザの種類、申請方法から必要書類、K-ETAの手続きまで徹底的に解説します!
観光であれば韓国のビザは不要!
2025年8月現在、日本国籍者は90日以内の観光目的であれば、ビザを取得せずに韓国に渡航ができます。
コロナ禍で導入された、日本から韓国に入国の際に必要であったQ-CODE(検疫情報事前入力システム)も廃止になりました。
また、後ほど詳しく解説しますが、K-ETA(ケーイーティーエー)と呼ばれる電子渡航認証は2025年12月31日まで取得不要で、韓国に入国可能です。

韓国の主なビザの種類は?どんなビザがあるの?
ビザと一括りに言っても、短期向け、専門的なお仕事/留学向け、そして結婚や起業系まで、多様なビザがあります。
目的によって選び方が変わるのでぜひ参考にしてください。
韓国政府が発表しているビザを抜粋してまとめてみました。
ビザ名称(分類コード) | 目的・用途 |
短期訪問系(観光・商用など) | |
ビザ免除(B‑1) | 指定条件下で査証なしでの短期入国 |
一般ビザ(B‑2‑1) | 一般的な短期観光や通過 |
済州ビザ(B‑2‑2) | 済州島のみの短期滞在 |
短期一般(C‑3‑1) | 90日以内の短期滞在(観光など) |
団体観光(C‑3‑2) | 旅行会社等介した団体観光 |
ビジネス訪問(C‑3‑4 ~ C‑3‑6) | 商談や業務上の短期訪問 |
一般観光(C‑3‑9) | 個人による観光 |
ワーキングホリデー(H‑1) | 休暇と就労を組合せた渡航 |
専門職・就労系 | |
短期就業(C‑4) | 短期間の就労・業務活動 |
求職活動(D‑10‑1) | 韓国での仕事探しのためのビザ |
技術・起業活動(D‑10‑2) | 技術系起業やビジネス活動 |
教授(E‑1)、研究者(E‑3) | 大学等での教授・研究活動 |
語学指導(E‑2 系) | 外国語講師としての就業 |
プロフェッショナル(E‑5) | 専門職としての就労活動 |
特定能力(E‑7‑1) | 比較的高度な技能を活かした就労活動 |
投資系 | |
法人投資(D‑8‑1)、スタートアップ(D‑8‑4)、高額投資(F‑5‑5) | 起業・経営・投資を通じて滞在を目的とする |
家族訪問・婚姻系 | |
結婚移民(F‑6‑1) | 韓国人と結婚した配偶者の滞在 |
永住者の家族(F‑2‑3) | 永住者の家族としての滞在 |
同伴者(F‑3‑1) | 就労者の家族などの同伴滞在 |
そのほか | ジャーナリスト(C‑1/D‑5)、宗教活動(D‑6)などもあり |
その他にも医療観光ビザといった韓国の医療機関で診療や療養するための入国ビザなど、さまざまあります。
韓国政府公式のビザポータル[公式サイト]にて用途に合わせて検索可能となっています。活用してみてくださいね。
観光で韓国に入国する時の流れは?K-ETAやe-Arrival Cardとは?
K-ETA(電子旅行許可)とは
K-ETAとは、入国ビザが免除されている国籍の渡航者に対して、韓国政府が取得を義務付けた電子渡航認証のこと。
2023年4月1日〜2025年12月31日まで、日本を含む22か国・地域の国民は K‑ETAの免除 が適用されています。
この期間、 K‑ETAを取得しなくても韓国に入国可能 ですが、K‑ETAを持っていれば入国時の「入国カード(Arrival Card)」の記入が 免除される利点 があります。
一方で、2026年1月1日以降はK‑ETAが必須になる予定です。
つまり、2025年現在では日本人はK-ETAの取得は「任意」ですが、2026年以降は「必須」となる可能性が高いです。
K-ETAを申請する流れ:
・公式サイトまたはモバイルアプリにアクセスし申請
[公式サイト]
https://www.k-eta.go.kr/portal/newapply/index.do?locale=JP
・必要なもの:
- 有効なパスポートデータ
- 写真(顔写真)
- メールアドレス
- クレジット/デビットカード(料⾦支払い用)
・申請期限:出発の 72時間~1週間前までに申請(混雑時には72時間以上必要なことも)
・費用:10,000KRW(約7〜10USD)
・審査結果は通常 24時間以内 にメール/ウェブで通知
・ 有効期間:申請から 3年間有効(ただしパスポートの有効期限が短い場合、その時点まで)
e-Arrival Card(電子入国申告書)とは
2025年2月24日以降、全ての外国人入国者は e-Arrival Card(電子入国カード) の提出が必要になりました。(※2025年内は紙の入国カードでも可能)ただし、K‑ETAを取得済みの方は提出が免除されます。
そのため、日本人でK‑ETAをすでに取得していれば、入国時に e-Arrival Cardの提出も不要になります。忘れず準備しておくと安心です。
e-Arrival Cardを申請する流れ:
・公式サイトまたはモバイルアプリにアクセスし申請
[公式サイト]
https://www.e-arrivalcard.go.kr/portal/main/index.do?locale=JP
・登録内容:
- パスポートデータ
- 入国日
- フライト情報
- 滞在先住所
・申請期間:入国日を含む3日前から可能

韓国の空港での入国の流れ
- 入国審査場へ
- パスポートと入国カードを提出(またはe‑Arrival CardのQRコード)
※K‑ETAがあれば Arrival Card・e‑Arrival Cardいずれも不要 - 指紋採取・顔認証
- 預け手荷物受け取り
韓国長期滞在のためのビザ申請方法
観光目的の短期滞在ではなく長期での韓国滞在には、ビザの申請が必須となります。
申請方法を簡単にまとめてみました。
※申請するビザによって追加資料が必要なこともあるので、必ず公式ページで確認を!
駐日本国大韓民国大使館[公式サイト]
https://overseas.mofa.go.kr/jp-ja/brd/m_1106/view.do?seq=758587&page=1

① 予約(オンライン来館予約)
個人申請の場合、駐日韓国大使館・領事館は原則「事前予約制」になっています。
まずは公式ホームページから、希望する日時で来館予約を取りましょう。
※予約なしで直接窓口に行っても受付できないことがあるため、必ずオンラインで予約しましょう。
② 申請書および必要書類の準備
予約が取れたら、ビザの種類に応じた書類を揃えます。
- ビザ申請書(決まったフォーマット)
- パスポート(残存有効期間を確認)
- カラー写真(背景指定あり)
- 招聘状・在学証明・雇用契約書など目的別の添付書類
- 手数料
提出書類に不備があると再訪問になることもあるので、公式サイトにある“必要書類一覧”を必ずチェックしておきましょう。
③ 訪問・受付(書類提出)
予約した日時に、大使館・領事館の窓口へ訪問します。
準備した書類一式を提出し、その場で簡単なチェックがあります。
ビザの種類によっては「本人のみ申請可」「代理申請のみ可」などルールが違うので、該当ビザの説明欄に記載されている“受付対象者”も事前確認を!
④ 審査
書類が受理されると、ビザ審査がスタートします。
審査期間はビザの種類や混み具合によって数日〜数週間。
余裕を持って、渡航日の3〜4週間前には申請を完了させておくのが安心です。
⑤ 発給(Visa Grant Notice)
審査が終わると、「ビザ発給通知書(Visa Grant Notice)」がオンラインでダウンロードできるようになります。
- 通知書をプリントアウト
- 韓国入国時に提示できるよう持参
- (長期滞在の場合は)入国後90日以内に外国人登録が必要
韓国入国の主なビザの種類&日本人が観光で行く場合の流れ(2025年時点)まとめ
一見難しそうな申請関係、、、ポイントと目的さえ明確に抑えれば心配いりません!
この記事を参考に韓国への一歩を楽しく進めてくださいね。