海外旅行の際、旅行先の水事情は気になりますよね。そこで今回は、韓国のシャワーの水質はどうなのか?水道水は飲めるのか?うがいや歯磨き、洗顔には問題ないのか?などを解説していきます。韓国旅行前に水事情について確認して不安要素を取り除き、安心で楽しい韓国旅行にしましょう!
韓国と日本の水の硬度の違い
まず、韓国と日本では水の硬度が異なります。それぞれ比較してみましょう。
日本の水はみなさんもご存じのとおり、「軟水」が中心です。基本的に硬度100mg/L未満の水であり、肌や髪に優しい、石けんが泡立ちやすい、飲みやすい、料理に向いているなどの特徴があります。
一方で韓国の水は、ソウルはやや軟水寄りで中部や南部では硬水の傾向があるなど地域により多少差はあるのですが、主に「硬水〜中硬水」となっています。硬水はミネラルが多い半面、軟水に比べるとカルキ臭や水垢が出やすいという特徴があります。
日本の水に慣れている人にとっては、初めは韓国の水に慣れず違和感を感じてしまうかもしれません。
では次の段落より、韓国の水が日本の水と硬度が異なることで、使用時に具体的にどのように感じるのかを解説していきます!
韓国の水事情│シャワーの質は?洗顔に問題ない?

シャワーの質は肌や髪に影響するので気になる人が多いのではないでしょうか。
韓国の水は、硬水であることで肌の乾燥を感じる人も一部いるようです。また、髪のごわつきを感じたりカラーの退色が早いと感じるとの声もあるみたいです。その他、洗剤の泡立ちにくさや水垢が気になる場合もあります。
そのためもあってか、韓国にはクオリティの高い肌や髪の保湿ケアアイテムが充実しています。これらの美容アイテムを活用することで、硬水であっても韓国人は綺麗な肌や髪を保てているのでしょう。
シャワーの水質を高めるためにシャワーヘッドを利用する人も多い印象があります。一般的なスーパーに行っても多様なシャワーヘッドが並べられていることがあります。
韓国旅行中のシャワーの水質が気になる方は、韓国の肌や髪の保湿ケアアイテムを試してみてもいいかもしれないですね。
▼韓国のドラッグストアでの買い物には、下記の記事が役立ちます。

韓国の水事情│水道水は直接飲める?

続いて気になる水事情のひとつとして、水道水が直接飲めるのかどうか?についてです。
日本では、水道水はそのまま飲めることが前提となっており、浄水器なしで飲む人も多いですよね。
韓国は日本と同じく、水道水の安全が守られている国のひとつ(※1)であり、韓国の水道水はそのまま飲むことも可能です。しかし実際は、水道水をそのままは飲まない人が多いです。味やにおいが若干金属っぽいと感じる人もいるからです。
そのため家庭やカフェ、オフィスなどでは、浄水器が設置されているか、ミネラルウォーターを常備している場合が大半です。特に浄水器の普及率が非常に高いと言われています。
日本と異なる水質の水をそのまま飲むことに不安がある人は、念のため直接水道水を飲むことは避け、浄水器の水やミネラルウォーターを飲むようにすると安心です。身体が硬水に慣れていなくてお腹の調子が悪くなると、楽しい旅行も台無しになりかねないので、注意しましょう。
(※1)国土交通省「令和5年版日本の水資源の現況 第7章水資源に関する国際的な取組」による情報
韓国の水事情│うがいと歯磨きは普通にしていい?
韓国でのうがいや歯磨きも、基本的には問題はありません。韓国人もうがいや歯磨きをする際、水道水をそのまま使っています。
ただし、日本人は硬水に慣れていないこともあり、子どもや超敏感な人で心配な場合は浄水器の水やミネラルウォーターを利用するとより安心です。
ちなみに、韓国の歯磨き粉についても日本と少し違いがあるので触れてみます。
韓国の歯磨き粉は、大手メーカーが取り扱う製品が多く国内基準も厳しいため、品質が非常に良い歯磨き粉が多いです。日本と異なる点を挙げるとするならば、美白や漢方成分など機能性重視のものが多く、日本より効能をうたう商品が豊富であることです。また、味はやさしいものからミント感の強いものまで豊富です。パッケージがおしゃれなものが豊富ですよ。
韓国でミネラルウォーターを購入する方法

韓国旅行中の飲み水は、ミネラルウォーターを推奨します。そこで、韓国でのミネラルウォーターの買い方をご紹介します。
韓国でも、ミネラルウォーターはコンビニやスーパー、駅構内の売店など、さまざまな場所で手軽に手に入ります。
韓国語でミネラルウォーターは「생수(センス)」と言います。韓国では、店員さんに「ミネラルウォーター」と言うよりも「생수(センス)」という方がおそらく通じやすいので、事前に覚えておくと便利でしょう。ちなみに、炭酸水は「탄산수(タンサンス)」と言います。
外食する際、レストランではお水は無料で提供されます。たまに、セルフで水を取りにいかなければならないパターンもあるので注意です。また、店員さんが水の提供を忘れて持ってきてもらえなかったり、追加で水を頼みたいときは、「물 좀 주세요(ムㇽ チョㇺ チュセヨ、水をください)」と伝えてみましょう。
まとめ:日本との違いを理解して旅行に出かけよう!
いかがでしょうか。
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