【韓国旅行の落とし穴】チップは必要?現金はどこで使う?韓国初心者が知っておくべきお金事情まとめ

韓国紙幣

韓国旅行が初めての方は「韓国はチップ制?」と疑問に思うかもしれません。そこで、韓国のチップ事情について解説します。ホテルのベッドメイキングやタクシー、街のトイレの利用にチップが必要かどうかに触れていきます。さらに、韓国旅行中に現金が必要になる場面についても解説します。

目次

韓国にチップ文化があるのかどうか

結論から伝えると、韓国では基本的にチップ文化はありません。

なぜなら、サービス料金があらかじめ商品やサービスの価格に含まれていることが多いからです。日本と同様と考えていただくとわかりやすいと思います。

韓国では、サービスに対して質に左右されず一律の価格が設定されているため、接客に対して特別に報酬を支払う習慣がないということです。

また、もう一つの理由として、韓国には見返りを求めずに助けるという文化が根付いており、困っている人を手助けすることが当たり前とされているからかもしれません。

韓国旅行初心者の中には、他の国での海外旅行の感覚でチップを用意していく人もいますが、実際には使う機会が限られています。あらかじめチップ用の現金を準備しておく必要はないと考えていいでしょう。

もし、韓国にチップ文化がないことを知らずにチップを渡してしまうと、かえって職員が戸惑ってしまうので注意です。

例外:韓国でチップを渡してもいい・渡すことがある場合

韓国には基本的にはチップ文化がないと述べました。

しかし、まれにチップを渡してもいい・渡すことがある場合もあります。

このような一部の例外もあわせて知っておくと安心でしょう。

韓国女性

①ツアーガイドやドライバー

観光ツアーなどでは、ガイドや運転手に「心付け」として少額を手渡すことが稀にあります。しかし義務ではありません。

たとえば、韓国ではスーツケースの積み下ろしは通常は乗客が行わなければならないのですが、運転手が自ら進んで手伝ってくれた、明らかに期待以上のサービスを受けた場合には、感謝の気持ちとして少額のチップを渡すと喜ばれたりします。1,000ウォン程度をさりげなく渡すと良いでしょう。

②ゴルフ場のキャディ

キャディフィー(別料金)が設定されている場合は追加でチップを渡す慣習がありますが、これは地域やコースによってさまざまです。

③高級ホテルのベッドメイキング

韓国のホテルではチップを渡さないことが無礼になると感じられたり、対応が雑になるようなことはほとんどありません。しかし、海外のホテル文化に慣れている旅行者の中には、特に高級ホテルに宿泊する際に、感謝の気持ちとして枕元に1,000ウォン程度のチップを置く人もいます。あくまでも本人の判断による行動であり、韓国のマナーではありません。

④街のトイレ

韓国の街のトイレは普通は無料開放されています。ですが、中には「利用料」としてチップが必要な場所もあるのだとか。施設の維持や清掃のための任意の支払いだそうです。しかし、筆者はまだそのようなトイレを見たことがないので、非常に稀なパターンでしょう。

韓国旅行中に親切にしてもらってチップを渡したくなったとき、どうする?

ここまで述べたとおり、韓国にはチップ文化がないため、感謝の気持ちを伝えたいからといってチップを渡してしまうと、逆に相手を困惑させてしまうかもしれません。

では、このような場合はどのような振る舞いが正解なのでしょうか?

道に迷ったときに地元の人に道案内をしてもらったり、周囲の人が重たい荷物を快く運んでくれたりした場合は、「감사합니다 /カムサハムニダ(ありがとうございます)」と述べるだけで、こちらの感謝の気持ちが十分伝わります。

チップ文化のない日本に置き換えて考えても同じですよね。「ありがとうございます」のひとことだけで、助けた相手に喜んでもらえたことが伝わりますよね。

笑顔で感謝の気持ちを伝えましょう!

韓国で現金が必要な場面は?どれほど準備しておけば安心?

韓国ではクレジットカード決済やモバイル決済(Kakao PayやPAYCOなど)が非常に広く普及しており、特に観光地であるソウルや釜山などの都市部ではほとんどの支払いがキャッシュレスで可能です。

ただし、一部の例外では現金が必要になることもあるので、ある程度の現金(ウォン)を準備しておくと安心です。

韓国夜の街並み

①露店・市場・屋台

南大門・広蔵市場などの屋台や一部の個人商店ではカード決済不可である場合があります。韓国の口座を持っていれば、口座送金をOKとしているお店がほとんどですが、韓国の口座がない場合は現金支払いをする必要があります。

②民宿・ゲストハウス

小規模な宿泊施設や個人経営の民泊では、事前予約なしに当日に直接訪問して空きがあれば宿泊する場合などに、その場で現金払いを求められることもあるそうです。

③ご年配の方のお店

昔ながらの商店やタクシー運転手で現金のみの人もいるようです。ちなみに、筆者はまだ都市部のタクシーではそのような場面に遭遇したことはないです。商店は稀にありそうです。

どのくらい現金を用意すれば安心かの目安として、念のため1日あたり2〜3万ウォン程度あれば安心でしょう。

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まとめ

韓国には日本と同様にチップ文化がありません。しかし、感謝の気持ちはしっかりと言葉で伝えるようにしましょう。

韓国旅行でも、やはり現地の文化を尊重する姿勢が重要です。いいサービスを受けたときや、困ったときに手伝ってもらったら、特にチップは必要ないですが、「감사합니다 /カムサハムニダ(ありがとうございます)」という言葉は直ぐに出るように覚えておくと好印象です。

チップ以外もマナーについても知っておくと◎

下記記事で日本とは少し異なる韓国のマナーを事前に予習して、韓国旅行をお楽しみください!

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この記事を書いた人

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