韓国語の発音が難しい理由と練習方法《初心者さん必見》

こんにちは。韓国在住ライターのかわとです!

韓国語は日本語と文法が似ており、日本人にとって比較的学びやすい言語だと言われています。ただ、発音に関しては日本語にはない音や独特な舌や唇の動きが求められるため、難しいと感じることがあります。

この記事では、日本人にとって韓国語の発音が難しい理由や発音のコツ、練習方法を詳しく解説します。初心者さんにもわかりやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください!

※語学には諸説あります。あくまでも一表現方法として’参考’にしてください。

目次

日本人にとって韓国語の発音が難しい理由

韓国語発音

日本人にとって韓国語の発音が難しい理由は大きく分けて4つあります。順番に詳しく説明していきます!

韓国語の発音が難しい理由1.日本語にない発音がある

日本語の発音は、母音が「ア・イ・ウ・エ・オ」の5種類で構成され、子音も比較的単純です。一方、韓国語は、基本母音が10個、2つの母音が合体した合成母音が11個の合計21個で構成され、子音も19個と日本語の約2倍あります。似た発音のものも多いため、うまく使い分けられなかったり、そもそも正しい発音がわからなかったりするのです。

韓国語の発音が難しい理由2.パッチム

日本語は基本的に子音と母音の組み合わせで発音しますが、韓国語では子音と母音にさらに子音がつくことがあります。ご飯を意味する「밥(パp)」がその例で、ㅂ(子音)+ ㅏ(母音)+  ㅂ(子音)で構成されています。日本語にはない発音パターンなので、日本人にとっては習得が難しいと発音と言われています。

韓国語の発音が難しい理由3.似た発音がある

韓国語には、日本人にとって聞き分けが難しい似た発音が多くあります。例えば日本語の「ン」は、韓国語で「ㄴ」「ㅇ」「ㅁ」の3種類に分けられ、それぞれ微妙に発音が異なります。このような音の区別ができないと、相手とうまくコミュニケーションが取れなかったり、誤った情報を伝えてしまうことになります。

韓国語の発音が難しい理由4.発音変化がある

韓国語には、特定のハングルの組み合わせで発音が変化する発音変化が多く存在します。例えば、夫婦を意味する「부부」は同じ文字が2つ続いていますが、「プブ」と発音します。このように韓国語にはとある条件によって発音が変化するルールがいくつもあるため、聞き取りや発音が難しいのです。

次のパートで、実際に発音が難しい韓国語に触れます。

ハングルの基礎知識をお持ちの方向けの内容になります。ハングルの種類や構成を知るところから始める方は、まずはこちらの記事をお読みください!

▼【韓国語入門】ハングルの基礎知識

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日本人にとって発音が難しい韓国語

ハングル

ここからは、特に難しいとされる韓国語の発音を4つ紹介します。それぞれの特徴を詳しく説明しているので、最後までついてきてくださいね。

日本人にとって発音が難しい韓国語1.「ㅓ(オ)」と「ㅗ(オ)」

韓国語の「ㅓ」と「ㅗ」はどちらも日本語で表記すると「オ」になります。ただ、2つの発音には明確な違いがあり、うまく使い分けないと違った意味になってしまいます。

「ㅓ」と「ㅗ」の発音の違いは、簡単に説明すると下記の通りです!

  • ㅓ(オ): 口をやや横に広げ、唇をあまり突き出さずに発音します。
  • ㅗ(オ): 唇を丸めて、少し突き出して発音します。

練習方法としては、口の形を意識しながらそれぞれの音を交互にゆっくり発音してみるのが効果的です。例えば「서(ソ)」と「소(ソ)」を繰り返し発音すると違いがわかりやすくなります。

日本人にとって発音が難しい韓国語2. 3つの「ン」の区別

韓国語の「ン」には、「ㄴ」「ㅇ」「ㅁ」の3つがあり、どれもとても似た発音のため、日本人は混同しがちです。

それぞれの発音の具体的な違いは下記の通りです。

  • ㄴ: 舌先を上前歯の裏に軽く当てて発音します。日本語で「パンチ」を発音するときの「ン」の音に近いです。
  • ㅇ: 舌は宙に浮いた状態で、口を開けたまま発音します。日本語で「カバン」を発音するときの「ン」の音に近いです。
  • ㅁ: 唇をしっかり閉じてから発音します。日本語で「サンマ」を発音するときの「ン」の音に近いです。

それぞれの音をゆっくり発音し、口や舌の動きを鏡で確認するのが練習のポイントです。

日本人にとって発音が難しい韓国語3.「ㄹ(リウル)」の発音

「ㄹ」は、リウルと呼ばれる子音で、日本語の「ラ行」に近い発音をします。

発音のポイントは下記の通りです!

  • 舌先を上前歯の裏に軽く当てることで「ㄹ」の音が出ます。強く当てすぎると「ラ」ではなく「ダ」のように聞こえてしまうので注意が必要です。

「ㄹ」の発音をマスターするためには、日本語の「ラリルレロ」を発音しながら、舌の位置を意識的に韓国語に寄せて練習すると効果的です。

日本人にとって発音が難しい韓国語4.濃音

濃音は韓国語特有の発音で、「ㄲ、ㄸ、ㅃ、ㅆ、ㅉ」の5つがあります。喉に力を入れた強い発音が特徴で、日本語にはない音のため、習得には練習が必要です。

発音のポイントは下記の通りです。

  • 例えば「ㄲ(ッカ)」は、普通の「ㄱ(カ)」より喉の力を入れて発音します。

最初は普通の音と濃音を比較しながら練習すると良いでしょう。

発音が難しい韓国語の練習方法

ここからは、発音が難しい韓国語の練習方法を紹介します。発音は一度癖つけてしまうとなかなか直せないので、早いうちから対策をしておくことが大切!取り入れられそうなものからマネしてくださいね。

発音が難しい韓国語の練習方法1.音声を活用する

 韓国語の音声教材やアプリを使い、正しい発音を耳で覚えましょう。最初は単語など短いものから始めていき、慣れてきたら短い文章の音声を聴きながら練習すると◎。アプリは無料のものがたくさん出ているので、ぜひ毎日の学習に取り入れてみてください。

発音が難しい韓国語の練習方法2.シャドーイングを行う

シャドーイングとは、音声を聴きながら同時に発音を真似する練習方法です。ネイティブの発音を真似て、単語ごとに反復練習しましょう。特に発音が難しい単語をリスト化し、繰り返し練習するとより効率的に学べます。

発音が難しい韓国語の練習方法3.ネイティブと学ぶ

ネイティブスピーカーと練習するのが、もっとも効果的です。オンラインの語学学習プラットフォームや言語交換アプリを活用して、発音をチェックしてもらいましょう。このとき、厳しく指摘してくれる先生を選ぶとよりリアルな発音を吸収できます。

発音が難しい韓国語の練習方法4.録音して自己チェック

ネイティブと学ぶことが難しい場合、自分の発音を録音し、ネイティブの音声と比較してみましょう。自分の苦手な部分を客観的に把握し、意識して再度発音練習を行うことでスピーディーに発音を改善できます。

韓国語の発音が難しい理由と練習方法《初心者さん必見》まとめ

本記事では、日本人にとって韓国語の発音が難しい理由や発音のコツ、練習方法について紹介しました。韓国語の発音は最初は難しいと感じるかもしれませんが、コツを押さえた練習を続けることで必ず上達します。日々練習を重ねて、より自然な発音を目指しましょう!

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この記事を書いた人

かわとのアバター かわと ワンジョンライター

韓国在住ライターの「かわと」です!
韓国情報に特化したライターとして、これまで300本以上の記事を執筆してきました。
『ワンジョン』では、韓国語教育や韓国美容・コスメ、韓国現地情報など幅広いジャンルの記事を担当しています。
韓国に住んでいるからこそわかる有益な情報をたくさんお届けするので、参考にしていただけるとうれしいです♡

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