【韓国語入門】最初にハングルを勉強しよう!part2

ハングルの学習

여러분 안녕하세요~!!
(みなさんアンニョンハセヨ~!!)

今回は韓国語の勉強の超初心者(全く何も学んだことがない方々)向けの記事です。part2では、ハングルのパッチムや合成母音をマスターしましょう!part1,2の内容ともに押さえれば、韓国語の単語や文章をほとんど「読むこと」が可能になりますよ。

それでは、韓国にある商品や食べ物、文化など…さまざまなことに興味深々な韓国在住ライターKARENが、韓国に住んでいるからこそ持っている視点も交えながらお届けいたします〜!

※語学には諸説あります。あくまでも一表現方法として’参考’にしてください。

※「【韓国語入門】最初にハングルを勉強しよう!part1」をまだ読んでいない方は、そちらから順にお読みください。本記事はpart1の続きとなります。

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目次

ハングルの勉強④パッチム

パッチムとは、ここまで勉強してきた「子音+母音」の形のさらに下につく子音のことです。

パッチムも日本語にはない概念ですので、覚えるまで注意深く勉強しましょう!

「친구(友達)」の「친」の「ㄴ」のような子音です。

「ㅊ(ch)」+「ㅣ(i)」+「ㄴ(n)」と「ㄱ(g)」+「ㅜ(u)」で「chingu(チング)」と発音できます。

パッチムは韓国語で「下敷き」という意味です。文字通りハングル文字の中で下敷きになる位置にありますよね。

このパッチムは、形が異なっても発音が全く同じになるものがあります。

たとえば、「악」と「앜」と「앆」のパッチム「ㄱ」「ㅋ」「ㄲ」は、全て「k」の発音になります。

同じ発音になるパッチムは人グループとして覚えましょう。

パッチムのグループ分けは下の表のとおりです。

グループごとに「k,p,t型」や「口音、鼻音、流音」という名前がついています。

口音鼻音流音
k型(※全て「k」の発音)ㄱ ㅋ ㄲ(※全て「ng」の発音)ㅇ
p型(※全て「p」の発音)ㅂ ㅍ(※全て「m」の発音)ㅁ
t型(※全て「t」の発音)ㄷ ㅅ ㅆ ㅈ ㅊ ㅎ ㅌ(※全て「n」の発音)ㄴ(※全て「r/l」の発音)ㄹ

では、それぞれのグループのパッチムを詳細に見てみましょう。

■ハングルのパッチム【k型】

k型の口音の発音イメージは、口を開いたまま喉を締めつけて「k」と音を出します。喉を締め付けるため、「k」の前に「ッ」が入っているように聞こえます。

たとえば、「악」をカタカナで表記すると「アック」になりますが、実際の発音は「akk」となります。パッチムに慣れない方は「akku」と発音してしまいがちですが、「u」の音は出しませんので注意です。

k型の鼻音の発音イメージは、音が鼻から抜けて響くように「ng」の音を出します。鼻音は鼻をつまむと出せない音です。

■ハングルのパッチム【p型】

p型の口音の発音イメージは、唇を完全に閉じて音を止めて「p」と音を出します。唇を閉じるため、「p」の前に「ッ」が入っているように聞こえます。

たとえば、「앞」をカタカナで表記すると「アップ」になりますが、実際の発音は「app」となります。パッチムに慣れない方は「appu」と発音してしまいがちですが、「u」の音は出しませんので注意です。

p型の鼻音の発音イメージは、口音と同様に唇を完全に閉じ、「m」の発音で止めます。

たとえば、「암」は日本語で「アンム(ammu)」というときの「amm」で止める音です。

■ハングルのパッチム【t型】

t型の口音の発音イメージは、舌を上の歯の裏側につけて「t」の音で止めます。

たとえば、「앋」は日本語で「アッタ(atta)」というときの「att」で止める音です。

t型の鼻音の発音イメージは、口音と同様に舌を上の歯の裏側につけ、「n」の音で止めます。

たとえば、「안」は日本語で「アンナ(anna)」というときの「ann」で止める音です。

最後にt型の流音ですが、こちらも舌を上の歯の裏側につけ、「r/l」の音で止めます。

日本語で「ラ」を発音すると舌が上の歯につきますが、より力を入れてつけるイメージです。

実践!読めますか?

・약(薬)→yak
・식당(食堂)→sikdang
・중국(中国)→chungguk
・국밥(クッパ)→kukbap
・입(口)→ip
・김밥(キンパ、海苔巻き)→kimbap
・비빔밥(ビビンバ)→pibimbap
・맛(味)→mat
・산(山)→san
・한국(韓国)→hanguk
・일본(日本)→ilbon

さらに先の内容を勉強したい方向けに「二重パッチム」についても解説しています。

ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

▼ハングルの「二重パッチム」についての内容を含む記事はこちら

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ハングルの勉強⑤合成母音

とうとう最後のセクションです!

最後はハングルの合成母音の勉強です。

合成母音とは、基本母音同士が組み合わさった形の母音のことです。

ここでは勉強しやすいように便宜上3つのグループに分けて解説します。

  • 合成母音①ㅐ(エ) ㅒ(イェ) ㅔ(エ) ㅖ(イェ) 
  • 合成母音②ㅘ(ワ)  ㅝ(ウォ)  ㅚ(ウェ)  ㅟ(ウィ)  ㅙ(ウェ)  ㅞ(ウェ) 
  • 合成母音③ㅢ(ウイ)

では、それぞれのグループごとに詳しく見ていきましょう。

ハングルの合成母音①ㅐ(エ) ㅒ(イェ) ㅔ(エ) ㅖ(イェ) 

基本母音「ㅏㅑㅓㅕ」のそれぞれに「ㅣ」がついた形です。

種類は4つありますが、発音は「エ」「イェ」の2種類のみです。正確には「에」より「애」は口をやや大きく開けて発音しますが、現代ではあまり区別しなくなっており、韓国人でも区別が難しいということもあります。

ハングルの合成母音②ㅘ(ワ)  ㅝ(ウォ)  ㅚ(ウェ)  ㅟ(ウィ)  ㅙ(ウェ)  ㅞ(ウェ) 

韓国語には「陽母音」「陰母音」「中性母音」というものがあります。

それぞれ下のように分類されます。

・陽母音:ㅗㅏ
・陰母音:ㅜㅓ
・中性母音:ㅣ

「陽母音」は軽くて明るい印象の母音
「陰母音」は重くて暗い印象の母音です。

たとえば、小太鼓をたたいた音の「トントン」は「동동(tongdong)」と軽くて明るく表し、大太鼓をたたいた音の「ドンドン」は「둥둥(tungdung)」と表し重くて暗い印象ですよね。日本語ではこのような印象の違いを清音と濁音で表しますが、韓国語のハングルでは陽母音と陰母音で区別する場合が多いです。

合成母音は陽母音同士や陰母音同士で組み合わさり、陽母音と陰母音が組み合わさることはありません。ただし、中性母音「ㅣ」は陽母音にも陰母音にも組み合わさることが可能です。

合成母音
陽母音:ㅗㅏ「ㅗ」+「ㅏ」=「ㅘ」(ワ)「ㅗ」+「ㅣ」=「ㅚ」(ウェ)「ㅗ」+「ㅏ」+「ㅣ」=「ㅙ」(ウェ)
陰母音:ㅜㅓ「ㅜ」+「ㅓ」=「ㅝ」(ウォ) 「ㅜ」+「ㅣ」=「ㅟ」(ウィ)「ㅜ」+「ㅓ」+「ㅣ」=「ㅞ」(ウェ) 

発音方法は、基本的には基本母音2つを素早く発音します。

ただし、「ㅚ」「ㅙ」「ㅞ」はウェと発音しますので注意です!

ハングルの合成母音③ㅢ(ウイ)

「ㅢ」は「イ」を発音する時のように口を横に開いて、「ㅡ」と「ㅣ」を素早く発音します。

ただし、「편의점」のように途中に「의」が入る場合は「이」と読みます。

また、「의」を「저의(私の)」のように助詞として使用する場合は「에」の発音になります。

<実践!読めますか?>
・애기(赤ちゃん)→エギ
・얘기(話)→イェギ
・주세요(ください)→チュセヨ
・사과(りんご)→サグァ
・웨딩(ウェディング)→ウェディング
・회사(会社)→フェサ
・가위(はさみ)→カウィ
・더워요(暑いです)→トウォヨ

【韓国語入門】最初にハングルを勉強しよう!part1 -まとめ

これでハングルを読めるようになりました。

しかし、ハングルを読む際に特別なルールが適用される場合もあり、そのルールもあわせて知っておくことで、正しく読める幅が広がります。

▼ハングルの発音ルールについての解説記事はこちら

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韓国語はこのような基礎の内容が重要でありながらも「高い壁」ですが、乗り越えれば益々勉強が楽しくなります。

諦めずに何度も復習して基礎をしっかりと身につけましょう!

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