여러분 안녕하세요~!!
(みなさんアンニョンハセヨ~!!)
今回は韓国語の勉強の超初心者(全く何も学んだことがない方々)向けの記事です。
part1では、ハングルの構成や基本の母音と子音の読み方をマスターしましょう!韓国語の基本的な単語や文章を「読むこと」は直ぐに可能になりますよ。
それでは、韓国にある商品や食べ物、文化など…さまざまなことに興味深々な韓国在住ライターKARENが、韓国に住んでいるからこそ持っている視点も交えながらお届けいたします〜!
※語学には諸説あります。あくまでも一表現方法として’参考’にしてください。
ハングルの勉強①ハングルの由来と構成
ハングル文字が作成されたのは1443年。
それまでは中国から伝わった漢字が使用されていました。しかし、しっかりと勉強する機会を得ることが難しかった庶民にとっては、漢字を用いた言葉の難易度が高く、使いこなすことが困難でした。
そこで、朝鮮時代の世宗(セゾン)国王が、当時の言葉の学者たちと共に作り上げたのが「ハングル」です。ハングルの形は、基本的には発音したときの口の形を表現しているそうですよ。
そんなハングルは、記号が組み合わさった形をしていますよね。
それぞれの記号が特定の音を持ち、それらが組み合わさることで、何種類もの音が表現できる仕組みになっています。
どの記号がどの音を発するものなのかについては、追って詳しく解説しますが、まずは構成のみ理解しましょう!
たとえば、日本語で「愛」を表すハングル「사랑(サラン)」を例にあげてみます。
1文字目のハングル「사」は、「ㅅ」「ㅏ」の2つの記号に分解できます。
この左側の「ㅅ」が子音で、「s」の音を意味する記号です。
一方右側の「ㅏ」は母音の「a」の音を意味します。
2つの記号が合わさり、「ㅅ(s)」+「ㅏ(a)」=「사(sa)」となるわけです。
続いて2文字目のハングル「랑」は、「ㄹ」「ㅏ」「ㅇ」の3つの記号に分解できます。
「ㄹ」は子音の「r」の発音になります。
「ㅏ」は先ほど出てきたとおり、母音の「a」の音です。
そして下半分に位置しているハングルの記号「ㅇ」が少し厄介なのですが、韓国語ではパッチムと呼ばれる種類の子音であり、音は「ng」となります。
※パッチムに関しても、記事後半の「ハングルの勉強④パッチム」セクションにて後ほど丁寧に解説しますので、このセクションではハングルの構成にのみ集中して勉強してみてくださいね!
これら3つの記号が合わさり、「ㄹ(r)」+「ㅏ(a)」+「ㅇ(ng)」=「랑(rang)」となります。
「ㅅ(s)」「ㅏ(a)」「ㄹ(r)」「ㅇ(ng)」の4種類の記号の音を覚えれば、「사랑」を「sarang」と発音することができます。
このようにハングルは記号が合わさって構成される文字なのですが、構成要素は子音・母音・パッチムの3種類で、構成パターンは大きく分けて4種類です。
では、ハングル1文字の構成パターンを図で見てみましょう。
ハングル1文字の構成パターン①
子音 | 母音 |
ハングル1文字の構成パターン②
子音 |
母音 |
ハングル1文字の構成パターン③
子音 | 母音 |
パッチム |
ハングル1文字の構成パターン④
子音 |
母音 |
パッチム |
先ほど、ハングル1文字の構成パターンが大きく分けて4つとお伝えしましたが、「大きく分けて」と表現した理由が、母音部分が「合成母音」になったりパッチムが「二重パッチム」になることで、母音やパッチムのブロックをさらに細かく分けることもできるからです。
「合成母音」は後半記事「ハングルの勉強⑤合成母音」にて、「二重パッチム」は後半記事「ハングルの勉強④パッチム」にて触れますので、「そんなものもあるのだな」と頭の片隅に置いておいてくださいね。
ではさっそく、具体的にハングルについて勉強していきましょう!
ハングルの勉強②基本母音
基本母音は全部で10個あります。縦と横の線で構成されます。
ㅏ(ア)ㅑ(ヤ) / ㅓ(オ)ㅕ(ヨ) / ㅗ(オ)ㅛ(ヨ) / ㅜ(ウ)ㅠ(ユ) / ㅡ(ウ)ㅣ(イ)
【基本母音について】ポイント①
縦棒や横棒の短い線が2つついている母音の場合、[y]の音が添加されていると考えます。
- ㅑ(ヤ)
- ㅕ(ヨ)
- ㅛ(ヨ)
- ㅠ(ユ)
【基本母音について】ポイント②
「ㅓ(オ)」と「ㅗ(オ)」には音の違いがあります。
「ㅓ(オ)」は「ㅏ(ア)」よりも小さめに口を開いて下あごを引くようにして喉の奥から発音します。音のイメージは「ア」と「オ」の中間のような音です。
「ㅗ(オ)」は口をすぼめて少し突き出すようにして発音する「オ」です。
日本語では区別しない音なのでどちらも「オ」と記載されますが、韓国語では異なる音として判断するので注意が必要です。
★ポイント③
「ㅜ(ウ)」と「ㅡ(ウ)」の音にも音に違いがあります。
「ㅜ(ウ)」は日本語の「ウ」の口の形よりも唇を尖らせて発音します。
一方で、「ㅡ(ウ)」は唇を横に延ばした状態で発音します。口の形は「イ」で発する音は「ウ」というイメージです。
子音を勉強する前に、母音の発音のみ知っていれば読めるハングル文字をご紹介します!
本来は子音が位置する場所に「ㅇ」があることがあります。
こちらは「発音しない」という記号になり、つまり「母音のみ発音する」ハングルを意味します。
具体的に「母音のみ発音する」ハングル一覧を見てみましょう!
아(ア) 야(ヤ) 어(オ) 여(ヨ) 오(オ) 요(ヨ) 우(ウ) 유(ユ) 으(ウ) 이(イ)
ハングルの勉強③子音
ここからは、文字の基本単位「子音+母音」を勉強しましょう!
「子音+母音」のユニットは、
「k」の音を持つ「ㄱ」と
「a」の音を持つ「ㅏ」が合わさって
「ka」の音を持つ「가」が成り立つというようなものです。
子音は「平音」「激音」「濃音」の3種類に分類されます。
順に勉強していきましょう。
ハングルの子音【平音】
ㄱ(k) ㄴ(n) ㄷ(t) ㄹ(r) ㅁ(m) ㅂ(p) ㅅ(s) ㅇ(なし) ㅈ(ch) ㅎ(h)
ポイント①
母音のパートで勉強した「ㅏㅑㅓㅕ…」は日本語でいう「アイウエオ」、このパートで勉強した「가나다라…」は日本語でいう「アカサタナハマヤラワ」にあたります。つまり、辞書などではハングルはこの順に表示されるのです。
ポイント②
子音の一部には、2文字(音)目以降では音が濁るようになるものがあります。
たとえば、「가구」は「kagu」と発音されます。
このルールに当てはまるものに情報を追加すると、下のとおりになります。
ㄱ(k,g) ㄴ(n) ㄷ(t,d) ㄹ(r) ㅁ(m) ㅂ(p,b) ㅅ(s) ㅇ(なし) ㅈ(ch,j) ㅎ(h)
※ちなみに、発音記号を振っていますが、英語の発音記号や日本語のカナなどでは正確にハングルのその音を表せない子音もあります。完璧には一致しないものもありますが、最も近い音の発音記号やカナを用いています。
ハングルの子音【激音】
激音は文字通り、激しい息を出しながら発音する音のことを指します。
思ったよりも激しく息を出さないと正確な音に近づかず、発音しにくいと感じる人もいるようです。
激音は、「ㅊ ㅋ ㅌ ㅍ 」の4つです。
「ㅈ ㄱ ㄷ ㅂ」に形が似ていますよね。
音も似ていますが、「ㅊ ㅋ ㅌ ㅍ 」は「ㅈ ㄱ ㄷ ㅂ」の音を発しながら、さらに息を激しく出すニュアンスになります。
わかりやすいように、母音「ㅏ」と発音記号を用いて見てみましょう。
자(cha,ja) – 차(息を激しく出してcha)
가(ka,ga) – 카(息を激しく出してka)
다(ta,da) – 타(息を激しく出してta)
바(pa,ba) – 파(息を激しく出してpa)
ハングルの子音【濃音】
ハングルの子音の最後に解説するのは濃音です。
濃音は、強く発音される音ではありますが、激音と異なり息を出さないようにして発音します。
濃音は日本人には馴染みのない発音であり、最初は難しいと感じる方が大半です。しかし、練習を重ねることで徐々に感覚が掴めてきます!
濃音には「까 따 빠 싸 짜」の5つが存在します。
下のように子音が2つ重なっているような形をしています。
가(ka,ga) – 까 (kka)
다(ta,da) – 따(tta)
바(pa,ba) – 빠(ppa)
사(sa) – 싸(ssa)
자(cha,ja) – 짜(ccha)
★ポイント
頭に「ッ」がついていると思って力を入れると発音しやすいです。
力を入れるのですが、のどを締めつけて音は控えめに漏らすイメージです。
【韓国語入門】最初にハングルを勉強しよう!part1 -まとめ
ここまででも、たくさんのハングルを読めるようになりました。
続きの記事では、パッチムや合成母音について解説しています。後半の記事も必ず勉強し、ハングルについて完全習得しましょう!
▼「【韓国語入門】最初にハングルを勉強しよう!part2」はこちら