日本と違う?韓国の特殊な年齢の数え方

チマチョゴリ 子供服

こんにちは!国際結婚を得て、釜山に在住しながら現地グルメや美容情報、語学に関するお役立ち情報を発信している釜山在住日本人のkangホドゥです♡『ワンジョン』では韓国に在住しているからこそ発信できる最新の流行や語学情報、韓国美容、現地人お勧めグルメやスポットなどの最新の旅行情報の記事を担当しています。

今回は日本とは違う?韓国の特殊な年齢の数え方を紹介します。

韓国に興味のある方や友人・知人がいる方は韓国人の年齢を聞いた時、「私は韓国では〇〇歳です。」

このような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

「えっ、韓国って年の取り方が違うの?」と疑問を持った方も多いと思います。

今回の記事の前半では年齢の数え方が違うその理由と詳細を紹介し、記事の後半では年齢にまつわる韓国語の例文も紹介します!


本記事は、初学者向けのコンテンツですが、最低限のハングルを知っておいた方が理解が早くなります。

「まだ一度も韓国語を勉強したことがない…」

そんな方は、ぜひ一度下記記事をご覧ください。
ハングルの仕組みを丁寧に解説していますよ!

あわせて読みたい
【韓国語入門】最初にハングルを勉強しよう!part1 여러분 안녕하세요~!!(みなさんアンニョンハセヨ~!!) 今回は韓国語の勉強の超初心者(全く何も学んだことがない方々)向けの記事です。 part1では、ハングルの構成や基本...

覚えていると様々なシーンで使える簡単なフレーズばかりなので一緒に楽しく学びましょう!

目次

韓国の「数え年」とは?「満年齢」との数え方の違い

「満年齢」とは

日本でも一般的に年齢を数える際に使用されている「満年齢」

「満年齢」とは生まれた時点を0歳として誕生日を迎えるたびに1歳ずつ年を加えていく年齢の数え方です。

日本を含む各国で年齢を数える際に使用されていて、世界的な国際基準となっています。

「数え年」とは

「数え年」とは、生まれた日を1歳とし、元日(1月1日)を迎えるたびに1歳ずつ加えていく年齢の数え方です。

韓国では、赤ちゃんがお母さんのおなかの中に宿った瞬間から1つの大事な命としてとらえ、生まれた時を1歳として数えます。

韓国の「数え年」で年齢を重ねる具体的なシチュエーション

韓国人 子供

2024年3月1日生まれの赤ちゃんの場合

2024年3月1日に生まれた赤ちゃんは、生まれた日(3月1日)からを1歳として数えます。

そして、元日(2025年1月1日)に2歳を迎えることになります。

そして毎年元日を迎えるたびに1歳ずつ年齢を加えていく数え方をします。

2024年12月31日生まれの赤ちゃんの場合

2024年12月31日に生まれた赤ちゃんも同様に、生まれた日(12月31日)からを1歳として数えます。

そして翌日の元旦(1月1日)に2歳を迎えます。

「満年齢」に慣れている日本人からすると、少し難しく混乱してしまいますよね。

チャミスル

韓国では新年を迎えると同時にみんなで1歳年をとっていく「数え年」が採用されていたので、飲酒が合法になるタイミングも同級生みんなで一緒に迎えました。

例えば日本では、同じ学年の友達でも誕生日を迎えているかで19歳、20歳に分かれるため、飲酒が合法となるタイミングが異なると思います。

韓国では19歳の子は元旦に同時に20歳を迎えるため、1月1日を迎えた瞬間みんな揃って居酒屋に行くなど…このような面白いエピソードも聞いたことがあります。

2023年に「数え年」が廃止 ‐ 韓国でも国際基準の「満年齢」が採用

実は韓国国内でも国際基準の「満年齢」とローカルルール「数え年」の複数の年齢の数え方で混乱が起きる問題が指摘されてきていました。

2022年5月に発足された尹錫悦(ユンソンヨル)政権が選挙公約として「満年齢」へ統一への意向を示し、2022年12月に国会が「満年齢統一法」を可決。

そして、翌年の2023年6月23日より韓国国内で「満年齢統一法」が施行されました

「数え年」の年齢の数え方廃止に対する韓国人の意見

この「満年齢」への統一は、これまでの自分の年齢に比べ1歳~2歳若くなると韓国国内でも話題となり、韓国政府発行のグラフィックでも「大韓民国が若くなります」と伝えられました

実際に1995年3月生まれの私の友人もこれまで通りであれば今年の元旦(1月1日)に30歳を迎えるはずでしたが、「満年齢」の統一により今年の3月に29歳を迎え、「私もまだ20代だ!」と喜んでいたのをよく覚えています。

また、学校でも日本では同じ学年に6歳と7歳がいるなど、誕生日を迎えているかいないかの関係でクラスの中でも1歳差があるのが普通ですが、韓国ではやはりこの数え方や状況がまだ不思議だという人も多いと実際に知人も言っていました。

韓国では初対面でも何年生まれかを聞いて相手の年齢を把握するほど、年齢をとても重要視しています。

その理由は年齢によって相手の呼び方が変わったり、ため口になるのか敬語を使うべきなのかが判断できるのですが、「満年齢」の実施によりこれまで同じ年齢だった友人と年の差ができてしまいます。

ただ、まだまだ韓国国内では「満年齢」の数え方が浸透していないのが事実でもあり、韓国政府は「満での年齢の数え方を知らせることも必要」としてポスターなどで認知の拡大に努めています。

【おまけ】年齢に関する韓国語を紹介

さてここからは、年齢にまつわる韓国語フレーズを紹介していきます。

韓国では初対面でも年齢を聞く場面も多いので、覚えて実際に使ってみましょう!

몇 살이에요?:ミョッサリエヨ?
何歳ですか?

나이가 어떻게 되세요?:ナイガオットケディセヨ?
何歳ですか?

20살이에요:スムサリエヨ
20歳です。

몇 년생이에요?:ミョッニョンセンイエヨ?
何年生まれですか?

2000년생이에요:2000ニョンセンイエヨ
2000年生まれです。

동갑이에요:ドンガビエヨ
同級生(同じ年)です。

日本と違う?韓国の特殊な年齢の数え方 ~まとめ~

韓国 チマチョゴリ

今回は韓国の特殊な年齢の数え方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

こんなに近い国でも「数え年」と「満年齢」などと日本と韓国で年齢の数え方にも違いがあったりと不思議なようで面白いですよね。

今回は韓国の特殊な年齢の数え方の違いについて紹介しましたが、実は韓国と日本では似ているようで少し違う様々な文化や伝統行事がまだまだあるんです。

これから記事で韓国の文化や伝統行事に関してもたくさん紹介していくので楽しみにお待ちください~!

それではまた次の記事でお会いしましょう。안녕~!(アンニョ~ン!)

記事の内容が良かったらシェアしてください!
目次