韓国旅行が好きでソウルや釜山にはたくさん行ったけれど、たまには他の都市も旅行してみたい!と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、今回は韓国のカンヌン市をご紹介し、さらにカンヌン市で人気の「コーヒー通り」についてもあわせてご紹介いたします。
それでは、韓国にある商品や食べ物、文化など…さまざまなことに興味深々な韓国在住ライターKARENが、韓国に住んでいるからこそ持っている視点も交えながらお届けいたします〜!
韓国のカンヌン市ってどこにある?
さて、韓国の「カンヌン市」という都市名を初めて聞いたという方も多いと思いますので、まずは韓国カンヌン市についてご紹介します!
カンヌン市は漢字で「江陵市」と表記します。カンヌン市は、韓国の東部「江原道」の中にある都市で、緯度はソウルと同じくらいです。ソウルからそのままずっと東に行くとある都市ですね。わかりやすいように、地図も掲載いたします。
日本からカンヌン市へ向かう方法は、まず仁川空港もしくは金浦空港から韓国へ入国し、ソウル駅へ向かいます。ソウル駅からはカンヌン駅行きのKTXという列車がありますので、終点までその列車に乗れば到着いたします。意外と簡単に行くことができますよ。
韓国カンヌン市は、韓国国内観光地として、済州島や釜山と共に上位人気を争う観光地だそうです。(最近はさまざまなランキング調査にて1位を取ることも多いのだとか…)
その人気の理由は何なのかが気になりますよね。韓国カンヌン市の人気ポイントをご紹介します。
韓国のカンヌン市って何が有名なの?
韓国カンヌン市の人気ポイント①海
韓国カンヌン市の一番の魅力は、なんといっても海!!
その美しさは韓国国内の観光客はもちろん、最近は外国人にも受けがよく、年中観光客が絶えません。ですが、一年の中でも特に人気なシーズンが2回あります。まずは海水浴の季節の7〜8月、そして年始1月1日の初日の出のとき。私も実際に見たことがありますが、澄んだブルーの海の水平線からお顔を出す初日の出は圧巻です。初日の出の時期は、海水浴する人がいないので、夏と比べて海も一層透き通っていて綺麗です。「韓国で一番の日の出の名所」として有名なことが納得できる特別感を感じられますよ。
また、カンヌン市にある「正東津駅」は韓国では海に最も近い駅として知られています。駅前にはレールバイクや散歩道が出来ており、見所が満載です。美しい海を眺めながら電車に乗るのもまた、安らぎを感じられていいですよね。
韓国カンヌン市の人気ポイント②湖
韓国カンヌン市には、鏡浦(キョンポ)湖という湖があります。現在は約4キロほどの湖です。昔は周囲12キロほどの大きな湖でしたが、縮小して現在のサイズになったとのことです。
すぐ隣には白い砂浜が続く「鏡浦(キョンポ)海水浴場」もあり、大変人気の観光スポットであり、特に土日は観光客で賑わっています。
朝鮮時代の文豪らが湖畔に邸宅を建てるなど、昔から風流が感じられる場所として知られていました。現在は、湖の周りには高級ホテルから格安ホテルまで多くの宿泊施設が並び、江陵での宿泊拠点に最適だと感じます。
湖畔では、1〜2時間ほどのレンタサイクルやレンタルバイクで湖の周りを軽く往復するアクティビティができて、友人同士やカップル、ファミリーなど、さまざまな層が楽しむ姿が見られます。
韓国カンヌン市の人気ポイント③海鮮料理
海の街ということもあり、やはり海鮮料理のレベルは高いです。中でも、海沿いに並んでいる刺身店や海鮮鍋店、カンジャンケジャンなどのカニ料理、オジンオスンデ(イカスンデ)などが人気です。土日には美味しい海鮮料理を食べるためだけに、カンヌン市まで訪れる韓国国内観光客も多いのだとか。
韓国カンヌン市の人気ポイント④スンドゥブ
鏡浦海水浴場から南に少し下ると、「スンドゥブ(純豆腐)」と呼ばれる柔らかい豆腐の料理店が並んでいることで有名な「草堂豆腐村(チョダンドゥブマウル)」があります。スンドゥブもカンヌン名物の一つです。東海岸の海のにがりを使って固めたもので、とても柔らかくて香ばしいのが特徴です。
韓国カンヌン市の人気ポイント⑤コーヒー
忘れてはならないのが、コーヒーです!韓国カンヌン市でコーヒーが有名なのには理由があります。
1980年代初めごろから江陵はコーヒーで有名になりました。もともと海を眺めながら飲む自販機コーヒーがあり、海の優れた景色と澄んだ水がコーヒーの味をより美味しくさせて、たちまち有名になったとの説があります。そして、2000年以降、各地からバリスタたちが江陵に定着し、江陵コーヒー通りが造られたそうです。今では「コーヒー豆パン」やデザート類もあるカフェが多く、訪れる楽しみが増えています。
カンヌンコーヒー通りでは毎年10月にコーヒー専門家と共にコーヒーについて学んで体験できる「江陵コーヒー祭り」が開かれています。
こちらの祭りには全国の有名なコーヒー関連業者が参加し、コーヒーの試飲イベントやコーヒーに関する知識を共有するセミナーなどが開催されます。ほかにも、ファミリー向けプログラムやコーヒー関連体験などのイベントが行われたりもします。
韓国カンヌン市の人気ポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
これら以外にも人気のポイントは沢山あるはず!気になった方は、是非調べて見てくださいね。
実際に韓国カンヌン市のコーヒー通りに行ってみた
さて、実際に韓国カンヌン市のコーヒー通りに行ってみましたので、その感想を述べていきます!
カンヌンコーヒー通りは、安木ビーチ沿いにあります。地図はこちらです。
キラキラのブルーの海沿いにカフェが軒を連ねており、そこには沢山の観光客の方がいらっしゃいました。カフェに入る人もいれば、テイクアウトしたコーヒーを片手に砂浜でゆっくりと休んでいる人もいました。ちなみに、カフェは2〜3階建ての所が多く、全ての階にテラス席があったり壁がガラス張りになっていたりと工夫が凝らされていて、カフェの中に入っても綺麗な海の景色を楽しめるようになっています。
(コーヒー通り全体の雰囲気を写真でお伝えしたかったのですが、多くの人で賑わっていたため、どうしても人が写ってしまい撮影を断念しました…)
せっかくなので、コーヒー通りにあるカフェに入ってみることにいたしました!
外観がとても素敵な「SANTORINI(산토리니)」さんへお邪魔しました。
名前のとおり、地中海のサントリーニ島にありそうな外観が可愛らしく、コーヒー通りにある数あるカフェの中でも目立っていました。
入ってすぐに注文スペースがありました。
内装も凝っていて、サントリーニ島のイメージに統一されています。
ドリンクはコーヒー以外も多数あり、ケーキも数種類が用意されていました。
今回は、店員さんにオススメされた期間限定で出されている自家製のバナナジュースとティラミスを注文してみました!
タッチパネルでセルフ注文も可能ですし、店員さんへ直接注文することも可能です。私の場合は、タッチパネルでセルフ注文しましたが、最後に電話番号を入力することでカカオトークからPICK UP準備完了の連絡が届くシステムでした。ですので、韓国の電話番号のない方は、店員さんへ直接注文する方法をオススメします。
PICK UP準備完了の連絡が届くまでは、店内をぐるっとまわって見てみました。
「SANTORINI(산토리니)」さんは4階建てですが、客席は3階までです。1階には注文スペースのほか、カウンター席やお土産コーナーがありました。お土産はコーヒーや焼き菓子など数種類ありました。
2階と3階は広々とテーブル席が用意されており、どちらの階にもテラス席がありました。天気のいい日には、外で海を眺めながらゆっくりとくつろげると最高ですね!
また、階段にまで細かい装飾があり驚きました。お洒落なコーヒーミルやカップのコレクションが各階の階段スペースに飾られています。どのスペースにいても、韓国カンヌン市にいながらどこか地中海にいる気分にもなれる雰囲気です。
ここでPICK UP準備完了の連絡が届きましたので、受け取りに1階まで戻りました。
先ほど見た席の中で個人的に気に入った2階のテラス席に座ることにしました。トレーをもって席に移動します。
テラス席に座って見えた景色がこちら。
夕暮れ時でしたので、夕焼けも一緒に見えて海の眺めが一層美しかったです。
この日は天気も良かったので風がちょうど気持ちよく、気づけば約1時間半も滞在してしまっておりました。外が暗くなって、長時間滞在したことに気づきました。それほど居心地がよかったのですね。
店員さんがオススメしてくださったドリンクもケーキも、もちろん美味しかったです!
▼今回お邪魔した「SANTORINI(산토리니)」さんの店舗HPはこちら
http://www.santorinicoffee.co.kr/doc/about.php
カンヌンコーヒー通りには、まだまだ魅力的なカフェが多そうですので、再訪問したいと思っています。その際にはまたご紹介させていただきます!
韓国のカンヌンにある観光地コーヒー通りを紹介 -まとめ
本記事では、韓国国内旅行で人気のカンヌン市のご紹介から、カンヌンコーヒー通りに行ってみたレポートまでをまとめました。お楽しみいただけましたでしょうか?
韓国カンヌン市へご興味を持たれた方は、是非一度旅行してみてくださいね。魅力がたくさん詰まった素敵な街です。
私自身にとってもまだまだ未知の街ですので、また新しい発見がありましたらご紹介させてください。